『オステリエ・ディ・イタリア新版』
から訳します。
トスカーナの人は、肉やジビエや豆やパンは大好きですが、スパゲッティにはさほど興味を抱かないとか、グルメならトスカーナでパスタシュッタを注文する時は用心しろ、などと言った作家もいるほどです。
そんなトスカーナを代表するパスタとして知られているのは、パッパルデッレpappardelleです。
パッパルデッレは幅5~6cmのラザーニェの一種で、片側だけ波打っています。
風変わりな名前の語源はpappareパッパーレ(たらふく食べる)。
狩りの獲物であるうさぎのラグーに釣り合うような幅広で大きなパスタです。
ファブリのパッパルデッレ
このパスタを手打ちで作るのは、考えただけでも大変そうですね。
基本はタリアテッレですが、トスカーナでは、普通のタリアテッレより数cm幅広でやや厚めに打ちます。多分ジビエのラグーに合わせるとそうなるのですね。
トスカーナの定番は野うさぎのラグーですが、鴨などの野鳥のラグーもあります。
フィレンツェの共同守護聖人でメディチ家の守護聖人でもあります。
8月10日のパレード
鉄格子の上で火炙りにされるという殉教時の壮絶な様子が語り継がれていますが、これがビステッカ・フィオレンティーナのルーツだという話まであります。
鉄格子の上で火炙りにされるという殉教時の壮絶な様子が語り継がれていますが、これがビステッカ・フィオレンティーナのルーツだという話まであります。
横道にそれちゃったのでリチェッタは明日訳します。
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『パスタ・ヴィアッジョ・イン・イタリア』
『オステリエ・ディ・イタリア新版』
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