「総合解説」2016年3月号、発売しました。
今日のお題は“今月の食材”から、パッションフルーツです。
イタリア語だとIL FRUTTO DELLA PASSIONE。
きっと情熱的な味の果物なんだろうなあ、なんてお気楽に思っていましたよ。
なんて勘違い、あー恥ずかしい。
実は昔、シチリアで初めてフィコディインディアを見た時、パッションフルーツと完璧に勘違いするという、ドジな過去もありました。
いやあそれにしても、パッションフルーツというトロピカルな名前に、宗教的な意味があったとは、全然知らなかったです。
情熱とは全然関係ない、キリストの受難のことだそうで。
そう言えば、ありましたね、パッションというメル・ギブソンのキリストの映画。
まさかあの、どうやって食べるのか見当もつかないトロピカルフルーツが、キリストの受難などという大層な名前を背負っていたとは、この歳まで知らなかったよー。
この果物の花の雄しべが十字架、雌しべが釘、その他、茨の冠やムチや槍に見えたのだそうです。
中南米に初めて上陸したイエズス会の宣教師が名付けたのだそうですよ。
超真面目なネーミングだったんですねえ。
でも、この果物の花が咲く様子を見ると、彼らの気持ちも分かります。
パッションフラワー
↓
し、衝撃的な咲き方。
受難のネーミング、ちょっと納得。
パッションフルーツの果汁の絞り方。
↓
あまり美味しそうに見えないけど、飲んでは見たい。
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パッション・フルーツが載っている“今月の食材”は「総合解説」2016年3月号に載っています。
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