新着書籍『パオロ・リッツォのSTREET FOOD』の紹介です。
『STREET FOOD』の本は、『STREET FOOD all'italiana』というなかなかいい本が既にありますが、
同じタイトルでもかなり違う本です。
まず、何と言っても、著者のパオロ・リッツォ氏は、新聞などで活躍するカメラマンです。
なので、料理のうんちくなどには興味なし、すべては写真で語っています。
プロのカメラマンというのは、写真から言いたいことが伝わるような写真を撮るのですね。
バッカラのフライなんて、どこの事件現場かと思うような臨場感。
中でも一番食べてみたい!!と思ったのは、“ピッツァのパストラミ・ホットサンド”。
こんなホットサンドです。
ピッツァビアンカを鉄板でカリッと焼いて2段に切り、片側に自家製マヨネーズ、もう一方に自家製マスタードを塗ります。
マヨネーズの上にレタスと薄く切ったトマト、きゅうりのピクルスをのせます。
その上に厚めにスライスしたパストラミをのせます。
ピッツァをかぶせて出来上がり。
ニューヨークのデリのメニューかとも思いますが、ローマのバール・デル・カップッチーノ・ディ・サントロ(via arenula,50 Roma)の1品です。
ピッツァ・ビアンカはローマのソウルフード。
ピッツァ・ビアンカでパストラミをサンドするという発想。
思いついた人、素晴らしい!!
本の表紙になっているパンにパンを挟んだみたいなサンドイッチは、シチリア名物のパーネ・エ・パネッレ。
具はチェーチの粉の生地を揚げたもの。
表紙の1品を作ったのは、ローマにあるモンド・アランチーナというシチリア料理の惣菜店。
webページはこちら。
著者はローマ生まれなのでした。
取材した店もほぼ全てローマ。
ローマで美味しいストリートフードの食べ歩きをしたい人必携のガイドブックと言える1冊です。
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『パオロ・リッツォのストリートフード』
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