2014年2月3日月曜日

ワインの計り売り

今日はsegnalibroさんのイタリア便りです。


今年は暖冬ですが、びっくりするほど雨が多い北イタリアです。
週末、あてもなく出かけた大雨ドライブの途中、「Vini Sfusi」 という看板のかかった小さなお店を見つけました。
どうやら、ワインの計り売りをしてくれるお店のようです。





こんなタンクが10個ほど並んでいて、お好みのワインをホースでボトルに注いでくれます。
 







入れ物も持たずに入店してしまいましたが、これはぜひ、タンクから汲んでみたい。
店員のお兄さんは、ワインに無知な私達に半ば呆れながら、使用済みのボトル(無料)を洗うから、それにいれてあげようか、と言ってくれました。
長髪の兄ちゃん、ムーミンに出てくるミイみたいな髪形してるけど、見かけによらず優しい!
結局、また買いに来るだろうとの予想から、5ℓの空ボトルを3.50ユーロで購入。
クリスマスの時期はとっくに過ぎていますが、タンクの横に「NATALIZIO(クリスマス用)・MOSCATO」という張り紙がしてあったワインを試飲させてもらい、気に入ったので、それを入れてもらいました。
少し発泡性のある赤ワインです。
さて、うちのワインの予算は、1本当たり上限5ユーロ。
日本円に換算すると、600~700円くらいでしょうか。
こんな低価格でも、スーパーではあれこれ楽しくワインを選ぶことが出来るんです。
無知だから出来る技か?
無知ってある意味、幸せかも。ウフフ。
で、初めての計り売り、高かったらどうしよう。
ドキドキしていたら、値段表を見せてくれました。



1Lにつき1.90ユーロでした。
予算らくらくクリアー!よかったー。
エノテカなどで買うのは何だかとっても身分不相応な気がして、今までワインはスーパーマーケットで買っていました。
そもそも予算が5ユーロですからねー。
が、スーパーで買うよりお得な気がするのに、ワインを買ったぞっていう、この充実した満足感は何?
ワインの計り売りって何だかとってもステキ!
帰宅後、さっそく家飲み開始! 購入した5ℓボトルには、手書きで「Montebello Rosso (BONARDA)」と記したエチケットを貼ってくれていました。




さらに、エチケットには「うちのワインは低温殺菌されていないので、0.5-1ℓのボトルに詰め替えなさい」と書いてありました。
そういえば、ミイ風の兄ちゃんも同じことを言ってた気がする。
が、うちにはそんなボトルはありません。
どうしよう。
そういえば、去年亡くなった義父は1年に数回、10ℓ位のタンク数個を車に積んで、数カ月分のワインを汲みに行っていました。
タンクのワインを手頃なボトルに詰め替えて飲んでいたはず・・・。
義母にお願いして、もう使わなくなった義父のボトルを数本譲ってもらいました。




これに詰め替えて、少しずつ楽しみます。 次回からは、大きな入れ物を何個か持って、ワインを汲みに行くつもりです。


おまけの動画、エノテーカでも買えます。
ワインの量り売り。
すごいねー。




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4 件のコメント:

  1. 自分はこのボナルダという品種が好きなのですが、なかなかないんですよね。うらやましいなぁ。
    しかも量り売り! ますますいいなぁ。

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    1. ボナルダお好きなんですね。
      よくわからずに選んだのですが、おいしかったので先週また汲んできました。
      くるりさんの元まで、ワインのホースを伸ばして差し上げたいー。
      コメントありがとうございました。

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  2. あー、ワインのホースほしいw 自分もまったく詳しくないのですが、たまたま注文していた自然派ワインの店がこの品種を出しており、シュパシュパしておいしいので(^_^;
    ところで、文章お上手ですね。記事がとっても面白く読めます。時々冬眠しますが、これからも楽しみにしております。

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  3. くるりさんセレクトの自然派ワインで、私もシュパシュパしたいー。
    コメント頂くの初めてで、素直に嬉しいです。優しいお言葉ありがとうございます。

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