イタリア便り第2弾。
肉の話です。
絶好調だなあ。
それではどうぞー。
こんにちは。
肉食系のSegnalibroです。
BBQもいいけれど、この夏、私は日本式の焼肉が食べたくなりました。
一番好きな部位はハラミです。
安上がりな舌の持ち主でよかった。
イタリアのお肉屋さんには、見慣れない部位がたくさん並んでいて、かなり戸惑います。
また、お肉も牛、仔牛、豚、鶏(オス、メス)、七面鳥、羊、ウサギなどなど、かなりバラエティ豊かです。
この写真大丈夫でしょうか?
ウサギさん、大好きです。
有難く命頂いてます。
おいしいです。
この肉屋さんのグリル、めちゃうまなんです。いつもお客さんが絶えません。
さて、お肉屋さんにハラミ、あったかな?
いや、日本の焼肉屋さんで出てくる最終形のハラミしか知らないから、売り場に並んでいても、気がついていないのかも・・・。
で、イタリア語でハラミって何て言うの?
紆余曲折を経て、ようやく念願のハラミ、入手できました!!
売り場に並ばない部位を熱烈に欲しがる私に、肉屋のおっちゃんは、
『ワシの息子は小さい頃、腎臓が悪かったもんで、馬のハラミを食べさせたんじゃよ・・・』
と、感慨深げ。
食べ方を聞くとai ferri、日本語で言うと鉄板焼き?
フライパンにオリーブオイルをひいて、焼きながら少々塩を振って出来上がりだそうです。
シンプルでおいしそう。
私が分けてもらったのは仔牛のハラミです。
イタリア語で単刀直入に『横隔膜diaframma』で通じましたー。
解体日にお願いすれば、お取り置きしてもらえるとのこと。
こんなにおいしいのに、めちゃくちゃ安い。
キロ1ユーロ弱。
一人前で約30円です。
やったね!!
いいもの見つけちゃいました。
が、あまりにも申し訳なさ過ぎて、単品では頼めません。
何か抱き合わせ商品考えなきゃ。
日本の焼肉屋さんでは、サンカクとかミスジとかクラシタノハネ(関西限定の言い方?)とかエラそうに注文していたけれど、その部分がどこかなんて、ちゃんと説明できません。
そもそも日本とイタリアでは、肉の部位の分け方は同じなのかな、いや違ってそうだな。
数年前のクリスマス、サルディーニャの義両親宅に行ったのですが、ガレージに牛が半頭吊るされているのを見て腰を抜かしそうになりました。
飼っている牛を毎年冬につぶして、翌1年分のお肉にするのだそうです。
ざっくり切り取られたお肉をひたすらミンチにする作業のお手伝いをしましたが、半分解体された牛君に近付く勇気はありませんでした。
さて、どうしよう。
もう少し涼しくなったら、ブロードにすると美味しいcappello del prete(牛の前肩辺り?の筋肉が多い部分)と一緒に、ハラミをお願いしようかな。
何かいいアイデアがあれば教えてくださーい。
Grazie Segnalibroさん。
とは言え、何この肉、肉テロ。
子牛のハラミがキロ1ユーロ ?
今日のレートで133円?
子牛のハラミなんて、生まれてから一度も見たことないわさ。
何あのグリル。
家の近所にあったら毎日通うレベルだよ。
ったくもー、肉に関しては、日本の状況はあまりにも悲惨。
私なんか、今日の晩御飯は焼き鳥2本(ももと手羽つくね)で約350円ですよー。
くやしくて、涙がにじんできた。
いいもん、明日はお刺身食べるもん。
では、次のイタリア便りを楽しみに待ってます。
じゃあな~。
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