今日はレストランの話。
『ガンベロ・ロッソ』の記事の解説です。
ガンベロ・ロッソが選ぶなんでもベスト10。
今回は、ティラミス。
1位に選ばれたのは、ちょっと意外なことに、ヴェネトのドロミテの山の中にある、すべて木でできた山小屋風のレストラン、ライテLaiteのティラミス。
店のwebページはこちら。
シェフは、イタリアを代表する女性シェフの一人、ファブリツィア・メロイ。
店名の“ライテ”とは、ドロミテの岩がちの草原のこと。
この草原にはカモシカなどの野生動物がたくさんいて、シェフの得意料理も狩猟肉。
ミシュランでは1つ星、ガンベロ・ロッソではトレ・フォルケッテ。
この店のティラミスはこちら。
正統派のシンプルなもの。
マスカルポーネの新鮮さなどが選ばれたポイントのよう。
1位や2位に選ばれたティラミスは、15~18ユーロとそれなりの値段です。
ところが3位のティラミスは、たった5ユーロ。
いったいどこの店かと言うと、ヴェローナの、アル・クリストAl Cristoという店です。
webページはこちら。
なんと寿司や刺身も出すんですねえ。
ヴェローナ出身のオーナーは、元々外国にとても興味があり、旅先のヴェトナムでの偶然の出会いから、ハノイにレストランを出したこともある人です。
寿司の技術は、ハノイの高級日系ホテルで学んだのだそうです。
寿司だけでなく、世界各地の食材を駆使した料理と、そしてもちろんイタリア料理も出しています。
ただ、値段はそれなりにするようです。
こんな店。
料理も食材も人材もインターナショナルな店ですね。
ティラミスはスタンダードなタイプ。
ガンベロ・ロッソによると、ふんわりとホイップしたばかりのマスカルポーネクリームなど、シンプルなのに美味しいのだそうです。
7位と9位の店のティラミスも5ユーロ。
どちらもローマの店です。
まず7位は、有名トラットリーア、ダ・フェリーチェDa Felice。
こちらがそのティラミス。
カーチョ・エ・ペペ、カルボナーラと並ぶこの店のスペチャリタです。
ローマのオステリーアの定番グラスに入っていて、サヴォイアルディの代わりにパスタ・フロッラ(パート・シュクル)を砕いて使っています。
トッピングの溶かしたチョコレートはテーブルでかけます。
店のwebページはこちら。
ちなみに、4位のアローミAromi(ヴェネチア)や、5位のオーアジ・デッリ・アンジェリOasi degli Angeli(アスコリ・ピチェーノ)もグラス入りティラミス。
9位はローマのレ・トレ・ズッケLe Tre Zucche。
こんなティラミスです。
ホイップしたてのマスカルポーネといれたてのエスプレッソ。
コーヒーカップ入りの普通サイズと、デミカップ入りのミニサイズの2種類があります。
webページはこちら。
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関連誌;『ガンベロ・ロッソ』2008年10月号
“ティラミス、ベスト10”の解説は、「総合解説」'07&'08年10月号に載っています。
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この一位の選ばれたレストラン、素晴らしいですね。
返信削除いつか行ってみたいっ!!というかこういう避暑地の隠れ家的なレストランをやってみたい!
先日無性にティラミスが食べたくなって作りましたが調べるとレシピはさまざまですね。
畠山さん
返信削除ミシュランで星がつくほどなのに、ぬくもりが感じられる店ですよね。
避暑地の隠れ家的なレストラン、う~んいいですねえ。
ティラミスのポイントは、新鮮なマスカルポーネだったり、美味しいエスプレッソだったり、なかなか奥が深そうですね。
山のティラミスというのも美味しそう~。