今日はシチリアの野菜の話。
シチリアには、ロングズッキーニ(ズッキーナ・ルンガ)やサマーズッキーニ(ズッキーナ・エスティーヴァ)とも呼ばれるズッキーニの親戚のウリ科の野菜があります。
こういう野菜。
別名、ズッカ・ルンガ、ククッツァ・ロンガ、ズッキーナ・セルペンテなど、呼び名も様々。
シチリアだけでなく、南イタリアの他の州でも栽培されています。
りんごと比べるとこんなに長い。
食べ方は、
ミネストラ
スープ
挽肉の詰め物をしてオーブン焼き
炒め煮など様々。
『クチーナ・エ・ヴィーニ』では、モーディカのレストラン・ラ・ガッザ・ラードラのシェフ、アックルシオ・クラパーロ氏が、このロングズッキーニをイカ墨のクスクスの付け合わせに使った1品を紹介しています。
この場合は、ゆでたロングズッキーニを蜂蜜入りシロップ漬けにしていました。
このお父さんが持っているのは、シチリアのロングズッキーニをロンバルディアで育てたもの。
長さは1m85cm!
La zucchina gigante, photo by illuminato
このロングズッキーニの葉や芽は、テネルーミtenerumiと言います。
これも料理に使います。
テネルーミ, photo by P U M A
ククッツァ・ロンガとテネルーミ
テネルーミのミネストラ
テネルーミのパスタ
テネルーミのクスクス
テネルーミのミネストラはシチリアの地方料理。
イタリア人でも北の人は見たこともなかったりするそうです。
色んな野菜があるものですね。
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関連誌;『クチーナ・エ・ヴィーニ』2008年6月号
ロングズッキーニを含むアックルシオ・クラパーロシェフのリチェッタは、「総合解説」'07&'08年6月号に載っています。
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