2009年8月10日月曜日

『レ・リチェッテ・レジョナーリ・イタリアーネ』

今日のテーマは料理のイタリア語。

イタリア料理にかかわる人にはおなじみの本、アンナ・ゴゼッティ・デッラ・サルダ著の『レ・リチェッテ・レジョナーリ・イタリアーネ』
この本のリチェッタを、イタリア語で読んでみましょうか。

LE RICETTE REGIONALI ITALIANE
『LE RICETTE REGIONALI ITALIANE』
Anna Gosetti della Salda


この本が出版されたのは、今から約40年前の1967年。
この頃のイタリアは、日本と同じで「奇跡」とまで呼ばれた戦後の経済復興期です。
古くからの伝統もまだ残っていて、さらに新しいものもどんどん生まれている時代。

そんな時代に、イタリア各地の実践的な家庭料理を大量に集めた本として出版され、大ヒットしたのがこの本です。
現在に至るまで、ずっと読まれ続けています。

1,200ページもある大作。
イタリア料理のバイブルと呼ぶ人もいます。
イタリアでは、この本をプレゼントとして料理好きの人に贈ったりすることもあるようですね。

著者は、『ラ・クチーナ・イタリアーナ』誌のニ代前の編集長。
この本を出版した時はすでに編集長で、その後1981年まで現役でした。
各リチェッタは編集部のキッチンで検証して、配合などを確認しているそうです。

イタリア料理は家庭ごとにリチェッタが違うと言われるほどですが、その中から1つを選ぶために、著者は4年かけて、各地で本物のリチェッタを知っている、信頼できる人を探しました。
それでも“正しい”リチェッタというものは存在しないので、バリエーションは他にも色々あるということを常に指摘しています。
また、地方ごとに分けた料理書にしたのは、一般化した“イタリア料理”ではなく、貴重な食文化を守りたかったからだ、とも書いています。


次回は、この本の中から、リチェッタを1つ選んで読んでみます。




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アンナ・ゴゼッティ・デッラ・サルダ著『レ・リチェッテ・レジョナーリ・イタリアーネ』はクレアパッソで販売中(お取り寄せになります)。


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6 件のコメント:

  1. 思い出しました、

    いい本ですよね、私は持っていないのですが、ローマにイベントに行った時にオーナーの友人の自宅に招待された時に台所で友人夫妻がこの本を見て、おもてなし料理を作っていたのを思い出しました、誘われているのをすっかり忘れいて、ホテルのレストランでスタッフと食事をしていた時

    私「オオオーナー、今日、友人からお食事を誘われていたのでは」

    オ「忘れていた、食べちゃたじゃないか」

    カメリエーレ「友人の方がお迎えにあがっておりますが」

    オーナー婦人がスタッフと夜のローマ見物をしたいと言うことで、私が一緒にいくことになってました。(私もローマ見物したい)

    クワットロ·フォルマージのリゾットと丸ごとブランジーノの香草焼き、(その本のレシピー)オーナーが最高のおもてなし料理だと私に言ってましたが二人ともお腹がいっぱい、オーナーは私に無理に残さず進めようとして、夫妻にワインも進められたのですが、それは断っていました、

    私「なんでワインことわるのですか?飲みたいのに」

    オ「お前は呑み助だからだめだ、明日に響くし、厨房のマルサラ飲んでいるのだって知ってるんだぞぉー」

    私「あれはシニョリーナが朝、団体のお客様の為、、まとめてたてて、残ったエスプレッソをドルチェ用と僕達用に持って来てくれて、それにマルサーラを入れて飲むと、僕的には最高の味になるんです、それと私もローマ見物行きたかったなぁ~ヴェネツィアにいても観光スポットの水路の方には行かせてくれないしー」

    オ「ただの言い訳だなぁ~、…わかったよ、やっぱりヴィトにワインをくれないかぁ」

    友人「わかった」

    小さな声でオーナーに

    私「グラスじゃなくてボトルで(笑)」

    オ「調子のんじゃねー」

    オーナーと友人が3h以上話が盛り上がっていたため、私はその本を借りて見てました、

    気さくな友人夫妻でした、宅はローマ郊外にありました、

    雨が降ってました、

    帰りも車で送ってくれて、車内でオーナーが友人に

    オ「悪いが、彼の為に、遠回りしてしてくれないかぁ」

    オ「ヴィト、サンピエトロだぁ…ホロロマーノだぁ…このさき凱旋門だぁ…コロッセオだぁ…」と雨が降ってた為、車内からはあまり見えなかったのですが、

    気持ちが嬉しかったのを、本のおかげで思い出しました、

    ヴェネツィアに帰ってオーナーが、「ヴィト、今日は休みにしてあげるから観光して来い」

    人が変わったか、優しくなったような…
    私「本物ですかぁ~有難うございます、やったぁ~、ゴンドラ乗って、カンツォーネを聞いて、サンマルコに上がって、溜め息橋…ムラノ…違う店のイカスミパスタもいいなぁ~」

    オーナー「ヴィト~何か勘違いしてなぁ~、チプリアーニに思う存分、観光·見学してこい」

    私「やっぱり…そうなんだぁー、なんでチプリアーニが観光なの?」

    マルサーラ·カフェ私の流行でした。

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  2. Vittorioさん
    この本はすごく注文が多いんですよ。
    なるほど、イタリアの人は、この本を見ながらおもてなし料理を作ったりするんですねえ。
    ハハ、またオーナーにワイン止められたんですか。
    いったいどれだけのんべえだったんでしょうねえ。
    マルサラ・カフェ、イタリア男性が好きそうな飲み方だなあ(笑)

    雨のローマを、車であちこち連れて行ってもらったんですか。
    ローマはドラマチックな街だから、どんなシチュエーションでも思い出に残りますよね。
    私は生れて初めて足を踏み入れたイタリアがローマでした。
    飛行機がフィウミチーノに着く数時間前までホームシックで泣いていた(若かった~)んですが、ローマに着いてからは、すべてが楽しかったなあ。
    今でもローマはイタリアで一番好きな街です。

    チプリアーニを観光って、ある意味、とても上級編ですね(笑)

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  3. 飛行機の中でホームシックが直るなんてprezzemoloさんは凄いです、いろんな楽しいことがいっぱいあったんでしょうね、

    私も若かったせいか、自分を過信してたときがあって、「私にホームシックなんかありえない」と思って、シャルル·ド·ゴールに向かいました、

    日本人が誰もいないボルドーの郊外の町を選びました。

    四日目位から体と感覚が…「これがホームシックか」と思いました、もう1日、もう1日、やってみようと思ったら、あとはprezzemoloさんがおっしゃるように楽かったです、楽しすぎて長年いると逆に日本に帰るのが(浦島太郎)怖かったです。

    私も初イタリアはフィウミチーノでした。

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  4. Vittorioさん
    どんな人でもやっぱりホームシックになるもんなんですねー。
    私はそれまで、ホームシックという感覚が全く理解できなかったのですが、いざ自分がなってみて、これは理性ではふさげないということを初めて知りました。
    私の場合は、アテネからローマに向かう飛行機の中で生まれて始めて外国で一人になって、突然涙が出てきて、ひっくひっくと泣きじゃくって止まらなくなっちゃったんです。
    隣の席の人がどん引きしてましたよ。
    20歳前後の、純真な頃でした(笑)

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  5. 本届きました。イタリア語辞書を穴が開くほど開きながら、読んで見たいと思います。
    ありがとうございました。

    いや、ホントに訳せるのだろうか、、、

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  6. hideさん
    手の込んだ装丁の本だから、何十年でももちますよ、きっと。
    じっくり読んで、美味しい料理を作ってくださいねー。
    数をこなせばスラスラ読めるようになりますから!
    そういえば、私は生まれて初めて買ったイタリア語の辞書を、いまだに使っています。
    もうぼろぼろなんですが、手放せませ~ん。

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