世間では餃子の事件がまた注目されていますねえ。
そう言えば、モッツァレッラの方は、もう過去の話になったのでしょうか。
現在はモッツァレッラの輸入も再開されているので、今日は普通にモッツァレッラの話でも。
モッツァレッラ・ディ・ブーファラ, Sara Maternini
『サーレ&ペペ』の記事、“モッツァレッラ”では、モッツァレッラのタイプ別に、それぞれの特徴を活かしたリチェッタを紹介しています。
たとえば、モッツァレッラ・イン・カッロッツァ Mozzarella in carrozza など揚げものに適しているのは、水牛のものより水分の少ない牛乳のモッツァレッラ。
モッツァレッラ・イン・カッロッツァ, photo by K Santos
作り方の動画
紹介されているモッツァレッラの中でも珍しいのは、モッツァレッラ・アッフミカータ Mozzarella affumicata 。
スモークモッツァレラです。
藁でいぶして作るこのモッツァレッラ、モッツァレッラより硬くて、元々は冬の食べ物だったとか。
生ハムやトマトによく合うんだそうで。
モッツァレッラ・アッフミカータ
あまり馴染みがないように思うのですが、結構色んな料理に使えるようですね。
チャバッタに、グリルしたなす、ペースト、モッツァレッラ・アッフミカータをのせたカリフォルリアのレストランの1品, photo by Rosemary Bliss
モッツァレッラ・アッフミカータとマッシュルームを詰めたポークチョップ, photo by Jen
トマトとオリーブのチャツネ、モッツァレッラ・アッフミカータ、バジリコをのせたクラッカー, photo by Tim Roth
モッツァレッラ・アッフミカータ、フォンティーナ、カプリーノ、そしてもう一種類は不明のクアットロ・フォルマッジのピッツァ, photo by Aaron Landry
この他に、スライスしたモッツァレッラ・アッフミカータをレモンの葉ではさみ、オーブンで焼いてとろりと溶かす(食べる時はレモンの葉を取ります)、なんてリチェッタもあります。
イタリアのモッツァレッラ業界は、一時30%ぐらい売り上げが落ち込んだそうですが、品質管理の強化などをアピールして頑張っているようですね。
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関連誌;『サーレ&ペペ』2006年7月号(クレアパッソで販売中)
“モッツァレッラ”のリチェッタの訳は、「総合解説」'06&'07年7月号、P.14に載っています。
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