海辺のレストラン、もう1軒紹介します。
今日の店は、オレストランテ orestorante 。
『ア・ターヴォラ』6月号の解説です。
店は、ローマの近くの、ポンツァという島にあります。
ポンツァ島は、夏になるとラツィオやカンパーニアからバカンス客が大勢訪れる、美しい海に囲まれた島。
その島で一番の有名店が、オレストランテ。
ベルギーのアルベール国王が誕生祝いをしたり、ジョルジョ・アルマーニやモナコのカロリーナ王女もやってきたとか。
ポンツァの離れ岩, photo by gengish skan
象の岩, photo by gengish skan
月の入り江, photo by tittimi
市街地, photo by tittimi
生まれ故郷の島で、1995年にオレストランテを始めたシェフのオレステ・ロマニョーロさんは、島のヨットクラブの会長さんでもあります。
毎日最低1回はヨットに乗る、がモットー。
奥様はソムリエでパスティッチェーラ。
店のhpはこちら。
↓
orestorante.it
ちょっと写真が小さいですが、テラス席は海の真ん前。
ティレニア海に面したレストランの中では、最高クラスのロケーションなんだそうです。
ただし、テラスの一番端の席はいつも埋まっているので、かなり前に予約が必要。
blog.sanleonardo.it
『ア・ターヴォラ』でもリチェッタを披露していた店の名物、クルマエビのカタイフ巻き、ウニのマヨネーズ添えは、こんな料理。
blog.sanleonardo.it
シーフード入りアマトリチャーナや、イカ墨のクスクスもスペチャリタ。
店で人気の料理は、“カラマラータ” calamarata 。
イカリングの形をしたグラニャーノのパスタとイカのプリーモ・ピアットです。
こんな形のショートパスタ。
www.setaro.it
パッケリの仲間で、最近、じわじわと人気が出てきたような・・・。
カラマラータ(ヤリイカ形)という名前、インパクトありますよねー。
しかも、誰もが当然のように、このパスタの具にはヤリイカを使うから面白い。
もちろん他の具材でもいい訳ですが。
それでもやはり、シーフードの具のカラマラータが大多数。
ムール貝のカラマラータ, photo by Paolo Valdemarin
ホウボウとズッキーニの花のカラマラータ, photo by Stefania
ちなみにこの写真のカラマラータ、どちらもオレストランテの料理ではありませんので、あしからず。
ポンツァの青い海に飛び込んでイルカと一緒に遊んだら、オレストランテのテラス席でカラマラータを食べる、これ、夢のようなバカンスだなあ。
今日のおまけ。
この夢のバカンスを、半分現実のものにしたチビッコ。
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関連誌;『ア・ターヴォラ』2006年6月号(クレアパッソで販売中)
オレステ・ロマニョーロシェフのリチェッタは、「総合解説」'06&'07年6月号、P.20に載っています。
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実はポンツァでとっても恥ずかしい思いをしたことがあります…。周遊の船代を払ったらお昼代がほとんどなくなってしまって。それなのに船で一緒になった人に食事に誘われて、お金ないといったら、おごってくれました。とってもいいスイス人家族でした。情けない日本人(汗)
返信削除くるりさん
返信削除初対面の人に食事に誘われるって滅多にないのに、よりによってお金がないなんて~。観光の島の物価はぼったくり価格だからなあ。でも、いい出会いだったんですね。