こんにちは、prezzemoloです。
イタリアの料理雑誌の翻訳をしながら見つけたおもしろい話、今度からこちらのブログで紹介することになりました。
どうぞよろしく。
最初のお題に選んだのは、サルデーニャのパスタ、「フィリンデウ」です。
(クレアパッソで今月配本のクチーナ・イタリアーナ、P.29に写真が載っています)
イタリアの料理雑誌は長年読んでますが、この名前を目にしたのは、これで2回目ぐらいかなあ。
しかもその写真を見たのは初めてでした。
雑誌では滅多にお目にかかることのない、珍しいパスタです。
いかにもサルデーニャなまりの“フィリンデウ filindeu”という名前は、標準語にすると、“フィーリ・ディ・ディーオ fili di Dio”らしいです。
つまり、「神の糸」。
その繊細な姿を見ると、そう呼ばれるのも納得。
フィリンデウ作りの動画、見つけました。
http://www.gentedisardegna.it/topic.asp?TOPIC_ID=2841
↑
こちらから、最初のリンクurl、http://smg.photobucket.co/albums/v...DSCN5756.flvをクリック
いやーお見事!
こうして糸のように伸ばした麺を3層に重ねて乾燥させるんですねー。
こちらはその過程と出来上がりの写真
↓
http://www.sardegnaturismo.it/index.php?xsl=15&s=3059&v=2&c=2965&t=1
http://sardegna.blogosfere.it/2007/05/su-filindeu.html
フィリンデウは、ペコリーノと一緒に羊のブロードで煮て、スープパスタのようにするのが伝統的な食べ方のようです。
羊のブロードですよー。
子羊じゃないんです。
いったいどんな味なんでしょうねえ。
しかも、作り方を知っている人が激減して、絶滅の危機にあるパスタだと言うじゃないですか。
という訳で、サルデーニャのヌーオロに行く機会がある人には、フィリンデウの料理、強力にお勧めです!
関連記事;ラ・クチーナ・イタリアーナ2006年2月号
この記事の訳は総合解説に載っています。
フィリンデウを売っている店、フィリンデウ料理を出している店の情報もあり。
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