2022年2月4日金曜日

イブレイ山地周辺は、巨匠のイタリア映画さながらの世界が広がる。主役はライバル都市のラグーザとモディカ。

今日の料理は“スカッチャ・ラグザーナscaccia ragusana”。

シチリアのストリートフードです。
リチェッタは(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ5月号P.15)
シチリア料理は地元の本物の食材を使うのが特徴。質素な農民料理の割には、地元以外では手に入りにくい食材を使うので、再現しようとすると、ちょっと大変。
スカッチャ・ラグザーナは、その名の通り、ラグーザやモディカ地方の、言い換えるとシチリアの南東の端のイブレイ山地周辺の料理。

イブレイ山地の春


基本はフォカッチャです。春の具はソラマメとリコッタ、ブロッコリーなど。
ソラマメとリコッタのスカッチャScaccia con fave verdi e ricotta

ラグーザならではの食材とは、カチョカバッロ・ラグザーノ↓
大きなレンガのような形のチーズ。この平行六面体がこのチーズの特徴。

さらなる特徴は、スカッチャの生地のたたみ方。三つ折りにして大きく作って1人前サイズに筒切りにするバージョンと、半月型のカルツォーネのように縁をねじって飾りながら半月形に閉じるバージョンがあります。


イブレイ山地の食文化


巨匠の映画のワンシーンのようなディープなシチリア。

ラグーザの隣のモディカのスカッチャは、スカッチェ・モディカーネscaccie modicane。

想像してたのと大分違う。






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