マルケは何を目的で訪れるかでだいぶ印象が違う地方。
マルケのスペチャリタ↓
プーリアの隣なのに、その料理はかなり雰囲気が違う。でも、イタリア料理の真髄のマーレ・エ・モンティの料理は健在。
(CIR)にもある通り、マルケには海も山も街もあって、個性が固定しにくい。
おそらく、誰もが認めるマルケの代表的料理はズッパ・ディ・ペッシェのブロデットbrodetto。
ブロデットがマルケの名物料理だということは知ってたけど、マルケのブロデットにファーノ風とかサン・ベネデット風、アンコーナ風、チビタノーバ・マルケ、ポルト・サン・ジョルジョ、ポルト・リカナーティ風のなど様々な種類があるなんて、初めて知りました。ちなみに下の動画はファーノ風。
売り物にならなかった魚で船の上で作る漁師料理。
記事の最後にブロデットを食べる時のマナーが書いてありました。
それによると、首からナプキンを下げ、魚を手で掴んで殻の汁を吸い、皿の汁はパンでぬぐい、最後に文明人に戻って湿ったナプキンで指を拭くのだ。
確かに、ブロデットの基本は漁師料理で、家庭料理とはちょっと違う。
上の動画はその状態が一番分かるものかも。
ファーノでは世界中のズッパ・ディ・ペッシェを集めたブロデット・フェスも開かれる。つまりファーノには、ブロデットの本場としてのプライドと自覚があるんですねー。
ブロデットや、アスコリ風オリーブと同じくらい、マルケの人が誇りに思っているのは、マルケのペーザロ出身の作曲家、ロッシーニ。
ロッシーニ・オペラ・フェス↓
下のブロデットはリチョーネ(エミリア・ロマーニャ)のブロデット。
こちらの漁師さんも正しいお作法で食べてます↓
地方料理のお勧め本はスローフードの『イタリア・イン・クチーナ』
お問い合わせ
=====================================
=====================================
0 件のコメント:
コメントを投稿