「今月の総合解説」で気になったリチェッタは、(P.25)のジャースチーム・シーフードのコンキリエConchiglie allo scoglio in baratoloです。
ジャースチームというのは、メイソンジャーに入れて湯煎で熱する調理のようです。
メイソンジャーというのは一時ブームになった、おしゃれな密閉ビンで調理しながら作る持ち運びできる保存食のようなもの・・・だったような。
スクールランチ用パスタサラダ/Pasta salads in a jar。
パスタサラダなら温める必要がないから、ジャーに入れても大丈夫ですね。
で、温かくしたい時は、魔法瓶(サーモス)に入れます。今どきだとフードジャーと呼ぶのですね。
フード・ジャー・パスタ・プリマベーラPasta Primavera Using a Thermos
材料/
パスタソース
シュレッドチーズ
全粒粉マカロニ
冷凍のミックスベジタブル
・フードジャーにマロニ1/2カップ、ミクスベジダブル1/2カップを入れて熱湯で満たし、蓋で密閉して2回揺する。
・15分置く。
・湯を切ってパスタと野菜をボールにあける。パスタソース1/2カップであえる。
・チーズ大さじ2を加える。
パスタ専用のフードジャーはパスタ・クッカーか・・・。使ったことないけど、こういうものもあるんですね。
とりあえず、超ベーシックなフードジャーパスタは上の動画の要領で包丁もフライパンも使わずにできるのですが、イタリアの料理雑誌では、流石に冷凍野菜と市販品のソースを使うリチェッタは紹介しません。
フードジャーというのは、手抜き調理の代表のようなイメージですよね。
ところが、今回取り上げたリチェッタは、手抜きどころか、食材ごとの下調理が大変そうな、シーフードのパスタです。
アサリ、エビ、ヒメジ、モスカルディーニ入りです。
かなりハードル上げてるなあ。
パスタは貝の形のコンキリエなので、フードジャーに入れてもとてもきれい。
シーフードのパスタは、アイ・フルッティ・ディ・マーレpasta ai frutti di mareとか、アッロ・スコッリオallo scoglioとか、アッラ・ペスカトーラalla pescatoraなどと、様々な呼び方があります。
フートドジャーの対局にある手間のかかるシーフードのパスタ↓
イタリア料理の傑作の一つ、シーフードのパスタについて、次回はもう少し詳しく見ていきます。
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