リビエラ・ポネンテを象徴する料理として選ばれた1品目は、“ファリナータfarinata”です。
リチェッタは「総合解説」2019年3/4月号p.49を御覧ください。
葉玉ねぎを加えたバリエーションの一種です。
ファリナータはリグーリアを代表するストリートフードで、質素な農民料理。アラブの食材ひよこ豆を使って、アラブとの交易が得意なジェノバ人が作り出した人気料理。
ジェノバのファリナータの有名店、sciamadde↓は、ナポリのピッツァの店とそっくりの雰囲気。客の笑い声が絶えない幸せな店。
ストリートフードのお薦め本『ストリート・フード・アッラ・イタリアーナ』にもリチェッタはあります。
ファリナータは、ジェノバとピサの戦いの際に偶然生まれた料理、という言い伝えがあります。
ジェノバとピサは海洋国家としてライバル同士でした。海でつながっている隣同士で、リグーリアから地続きのトスカーナ北部の沿岸部ベルシーリア~リボルノあたりにも、チェチーナというファリナータにそっくの料理があります。
この地方ではピッツェリアのファリナータが美味しいと信じられているようです。高温の薪のかまどが必要なんですね。
ピッツェリアのファリナータを家庭で再現するリチェッタ↓
ファリナータは素朴な農民料理で、作り方も超簡単。
『マンマ・ミーア』のリチェッタをどうぞ。
チェチーナcecina
材料/ひよ豆の粉・・300g
-------------------------------------------------------
EVオリーブオイル・・大さじ6
水1.5L
塩、こしょう
・大きなボールに水を入れ、ダマができないようにホイッパーでかき混ぜながらひよ豆の粉を少しずつ加える。
・粉が混ざったら油と塩小さじ1を加えて均質の生地にし、約30分休ませる。
・油を塗った型に生地を流し入れる。220℃のオーブンで表面に焼き色がつくまで焼く。こしょうをかけて熱いうちにサーブする。
マンマのアドバイスは、オーブンが熱すぎる時は、底の厚いフライパンにピーナッツ油を塗り、オーブンの底に入れて熱する。
・生地を流し入れ、生地が底から剥がれるようになるまで(15分)焼く。
・生地を裏返して反対側も焼く。
・熱々のうちにペースト、ストラッキーノやゴルゴンゾーラをのせてサーブする。
「総合解説」
0 件のコメント:
コメントを投稿