ドルチェ、サラート、ルスティコと3種類あるカザティエッロのうち、今日のお題はルスティコ。
ルチアーノ・ピーニャタロの
『リチェッテ・ディ・ナポリ』によると、カザティエッロの語源はラテン語でチーズ という意味のcaseum。
『リチェッテ・ディ・ナポリ』によると、カザティエッロの語源はラテン語でチーズ という意味のcaseum。
カザティエッロの“ルスティコrustico”バージョンは、よく似ていることから混同されがちなのがトルタノtortano。こちらの語源はラテン語のtortilisで、季節の再生という意味。
ガブリエレ・ボンチのトルタノ。
この人が作ると何でも芸術品みたいになりますね。イースターのねじりパンという説明がぴったり。
普通はねじらないで巻きます。
トルタノ・ナポレターノtortano napoletano
またはクグロフ型などを使えば、ねじったような出来上がりになる。
材料/12人分
ピッツァドウ・・1kg
ラード
おろしたペコリーノ
サラーメ・ナポレターノの小角切り
モルタデッラとカポコッロの小角切り
プロボローネ・デル・モナコの小角切り
プロボローネ・アウリッキオ
チッチョリ
崩したゆで卵・・6個
こしょう
最後にもう一度カザティエッロ・サラート。
確かに、材料はよく似ています。
違いは仕上げに生卵をのせるかのせないかです。
さらに発酵時間も違います。
驚きの長さのトルタノと比べると、カザティエッロはかなり短いため、出来上がりも、あまり膨らまず、消化に悪い、と考えられています。
そのため、ナポリでは頭が硬くて頑固な人のことをカザティエッロと呼ぶんだそうです。
確か、ぽっちゃりさんのこともカザティエッロでしたね。
結局、大好きだから何でもカザティエッロに見えてくるんじゃないですか。
復活祭のパンやケーキなトルタは、手が込んだ豪華なのが各地にありますよね。
「総合解説」ではもっといろんな料理を紹介しています。
次回に続く。
「総合解説」
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