トマトのオーブン焼き
半分に切ったトマトをオーブンで焼いたりグリルするこの料理は、イタリアの基本の家庭料理の1品。
ユニークな家庭料理の本、『マンマミーア』
には、詰め物をしない、基本中の基本のとてもシンプルなリチェッタがありました。
トマトのグリル、タイム風味オイルがけ/pomodori grigliati con olio profumato al timo
材料/4人分
熟した締まった赤いトマト・・8個
レモンタイム・・2枝
EVオリーブオイル・・大さじ4
にんにく・・2かけ
粗塩、こしょう
a.フライパンに油とにんにくを高温にならない程度に熱し、冷まして香りをつける。 レモンタイムを加える。
・トマトを2つに切って軽く粗塩を振り、水分を出す。
・切り口を下にして炭から5cm離して置いた網にのせ、6分焼いて裏返す。
・網を火の中心からやや遠ざけ、3~4分焼く。
・トマトをバットに入れてaの油をかけ、5分なじませてサーブする。
これは詰め物をしない、ベースのリチェッタ。
これに詰め物をするなら、バリエーションは無数にありますが、例えば、玉ねぎ、イタリアンパセリ、セロリのみじん切りをソッフリットにし、乾燥ポルチーニ、牛乳に浸したパン粉、塩、こしょう、パルミジャーノを加えます。
これをトマトに詰めてオーブンで焼きます。
トマト料理がなぜトスカーナ料理なのか、あれこれ考えてみましたが、1つ思いついたのが、これはクロスティーニやブルスケッタの逆バージョンなのかも、ということ。
パンにトマトをのせるブルスケッタは、トマトにパンをのせるとこうなるかも。
ブルスケッタ
質素な食材を、風味豊かでボリューミーな料理に替えるトスカーナ人の才能が活かされていそう。
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「総合解説」
『マンマミーア』
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