今月の話題は、ゴリツィアGorizia。
いきなり、聞いたことがない場所。
イタリアの端っこ、フリウリ=ベネチア・ジューリア州です。
ドローンで見るフリウリ=ベネチア・ジューリア
山から潟まで何でもあり。
ワインの産地の丘陵地はコッリオ。
↓
以前、州都のトリエステに行った時、街の雰囲気が他のイタリアの街とは全然違って、とてもドラマチックで、どこを見ても映画の舞台みたいだったことを覚えています。
思えばこれが、中央ヨーロッパ(スラブ)との初接触でした。
それまでずっとフィレンツェにいた身からすると、まったくの別世界。
ゴリツィア
かつて国境の町だったゴリツィアには、今でもその痕跡が残っています。
街はイタリアとスロベニアに分かれていました。
とは言ってもスロベニアのこと何も知らない・・・。
フリウリ=ベネチア・ジューリアの料理
エッセイには、街には冷戦時代に建てられた柵もあるが、現在では2つの言葉と2つの民族が買い物や仕事のために毎日行き来している・・・
とあります。
さらに、この地方は温暖な気候で、オーストリアのニースと呼ばれてハプスブルクの貴族たちに愛され、ドイツの文化も花開きました。
中央ヨーロッパ貴族の御用達の街でもあったのです。
食文化には、ボヘミアとハプスブルクの文化が吸収されています。
これは面白そうですねー。
ハプスブルクの貴族たちに人気だったドルチェが、ピンツァpinzaです。
ゴリツィアだけでなく、フリウリ全体の名物ドルチェ。
発酵させる生地のとても手間暇かかる復活祭のドルチェです。
リチェッタは「総合解説」に日本語訳を載せました。
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「総合解説」
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