システィーナ礼拝堂のミケランジェロの天地創造より素晴らしいと思ってます。
バチカンの次は、この、ジェズ教会をぜひ訪れてみてください。
絵と彫刻が混ざり合って次第に2次元と3次元の区別がつかなくなり、天使たちが動き出すような錯覚に囚われます。
ローマのテルミニ駅にも近いので、飛行機に乗る前、朝一に来て朝日の中でたっぷり天井画を鑑賞し、天気が良ければ近くのパンテオン広場でパンテオンを眺めながらお昼を食べ、最高の気分で帰国するのが大好きなルーティンでした。
photos by cuppini
さて、現実に戻って、 今日は「総合解説」からアスコリ・ピチェーノのグルメガイド。
アスコリ・ピチェーノはマルケ州の街。
そしてアスコリと言えばオリーブのフリット。
ちなみにこのオーバーオールの人は、ウンブリアを代表する料理人で、自ら育てた野菜や家禽などの食材で料理を作るシェフとして知られるジョルジョーネさん。
左の人は、アスコリのオリーブを屋台で売り出して大当たりした一族のご当主。
リチェッタは「総合解説」にあります。
オリーヴェ・アスコラーネはアスコリ風フリット・ミストの1品。
フリット・ミストのリチェッタも「総合解説」にあります。
アスコリ風フリット・ミスト
フリットミストはイタリア各地にあります。
特にピエモンテ風は知られています。
アスコリのフリットに使われるオリーブは、テネラ・アスコラーナという品種。
大粒で柔らかくて甘い、この地域の宝物のようなオリーブです。
生のオリーブの苦味を取り除くために、最初から苦味のない甘いオリーブを作ろうと人間がしてきた苦労を考えると、まるで奇跡のオリーブです。
栽培地はピチェーノとテーラモ県の間の100ヘクタール。
この地方出身のグルメの天才、ロッシーニも大好きだったに違いない、と言われています。
アスコリ風オリーブは、熟練の技と長い下ごしらえが必要な料理です。
材料には肉を3種類とチーズ、卵を使います。
アスコリの裕福な家で作られていた料理だとも言われています。
ところが、ストリートフードとして屋台で売り出した人がいて、これが大ヒットしました。その屋台の現在の姿が上の動画です。
この店のリチェッタは次回。
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「総合解説」
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