2020年3月18日水曜日

カプレーゼの仲間のチョコレートケーキ、テネリーナ

今月の「総合解説」の地方料理の1つは、フェラーラのチョコレートケーキでした。
フェラーラはエミリア・ロマーニャ州の街

ルネサンスとエステ家のリッチな雰囲気の街、フェラーラを巡っている気分になれる動画

それにしても、フェラーラに有名なチョコレートケーキがあったなんて、初耳でした。

私にとって、フェラーラと言えばパンです。

コッピア・フェッラレーゼ

様々な本に、とてもおいしいパンと書かれていたので、その形の奇妙さと相まって、一度食べてみたい、という気持ちが次第に強くなり、結局、このパンを食べるためにフェラーラまで行ったのでした。
食べた感想は、あまりにも微妙だったので、とにかく食べて、としか言えませんが、その後、イタリアのパンの分類の1つとしてなかなか重要なパンだったことを知りました。

上の動画でも言っていますが、食事に添えるようなパンじゃないです。
日頃からフワフワのパンを食べてる日本人には全く理解できないパン。
パスタ・ドゥーラ(硬い生地)という分類のパンなのですが、パンの話は別の機会に。

今日はチョコレートケーキの話です。

テネリーナ(ちょっと優しい)という名前の、フォンダン・ショコラタイプの、フェラーラで一番人気があるケーキの話です。

フェラーラのレストランやパスティッチェリーアにはかならずあるケーキだそうです。
ちょっとわかってきましたが、フェラーラの人は、地元の食べ物を世界で一番おいしいと褒め称えるのが普通のようです。
グルメ番組のレポーターが何を食べても美味しい美味しいと言い続けているようなものです。
上の動画でも、コッピア・フェッラレーゼは世界一美味しいと言ってますが、フェラーラ人の世界一美味しいは、半分に聞いておいたほうがいいかも。

トルタ・テネリーナ

リチェッタは「総合解説」をご覧ください。

テネリーナという名前は、柔らかい、優しい、という意味のteneraテーネラに、さらに、優しい、小さいという意味の指小辞をつけて柔らかさや優しさを強調したもの。

ちなみにカンパーニアのカプレーゼはテネリーナと同じタイプのチョコレートケーキ。
中心部のチョコレード溶けるように焼き、小麦粉は少量しか加えない。

アーモンド風味のカプレーゼ

イタリアのチョコレートケーキ、探すと色々あるのが分かってきました。
次回に続きます。

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