のリチェッタの特集1つめは、“甲殻類”です。
年末年始に登場する機会が多くなるゴージャスな食材は、イタリアでもこの季節の主役。
最初の料理は“ロブスター・テルミドール”。
『サーレ・エ・ぺぺ』1月号の表紙の料理です。
これは確か・・・、おせちに入ってる一番豪華なやつでは・・・。
日本もイタリアも年末に同じ料理食べてる(遠い目・・・)。
イタリア語で言うならアラゴスタ・テルミドールAragosta alla Thermidor。
これをパスタにのせると、豪華なパスタのできあがり。
2品目のパスタは、“オマールとトマトソースのキタッラ”。
オマールエビとトマトソースのパスタは、日本でも人気のソースですが、これを1段ゴージャスにするアレンジは、トマトソースをブラッディ・マリーのソースにして、パスタはキタッラに。
スパゲッティでもいいけど、キタッラのほうがスーゴを吸います。
キタッラはアブルッツォの伝統的な硬質小麦粉、卵、塩の断面が四角いパスタ。正確にはスパゲッティ・アッラ・キタッラspaghetti alla chitarraですが、キタッラと略すのが一般的。
タリオリーニに似た麺ですが、キタッラという道具を使って整形するので多孔質になり、肉がベースのスーゴ、特にラグーに合う麺。
ブラッディ・マリーは、よく見ると、料理にすごく使えそうなカクテルでした。
トマトジュース、ウスターソース、タバスコ、ウオッカ入り。
ブラッディ・マリーと言えば牡蠣。(「総合解説」P.9)
牡蠣といえばミニョネットソース。
フレンチだけど(「総合解説」P.9)。
甲殻類の料理はご馳走が多くて、訳していて楽しいですねー。
次回に続きます。
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「総合解説」
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