「総合解説」1月号の、今月の食材から。
ローリエの話です。
地中海が似合うハーブではありますが、この葉っぱの香りが、1月の地中海の典型的な香りだったとは知りませんでした。
まして、ローリエが主役の祭りがイタリアにあるというのも初耳です。
シチリアのメッシーナ県、トルトリーチのサン・セバスティアーノの祭り(1月20日)です。
サン・セバスティアーノはトルトリーチの守護聖人で、ペストの守護聖人としても知られ、数々の名画や名曲や三島由紀夫の小説のモチーフにもなっているとても有名な聖人。
彼は柱に縛られて矢で射られて迫害され、殉教したと伝えられています。
月桂樹は彼の象徴のような存在。
祭りの起源は1682年に起きた洪水だそうです。
祭りは2つに分かれています。
最初は祭り直前の日曜日、月桂樹の行進
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次は祭り当日
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白装束に裸足、女性は白いスカーフを頭にかぶって行進。
なんとも荘厳で美しい祭りですね。
おまけの動画
トスカーナ風のフレッシュのローリエのフリッタータ。
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ローリエのみじん切りを加えた薄焼きフリッタータにセージのフリットを添えた1品。
地中海のハーブの香りが満載。
シチリア風インヴォルティーニ
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パンのクラム、刻んだピスタチオとサラミ、おろしたチーズ(カチョヴァッロ)、オレンジとレモンの果汁というシチリアの名産品を混ぜて豚ロース肉で巻き、オーブンで焼くインヴォルティーニ。
ローリエは先端に1枚刺すだけだけど、かなり効果的。
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“今月の食材”の日本語訳は「総合解説」2016年1月号に載っています。
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