今日はカンティネッタの話。
カンティネッタとは、小さなカンティーナのこと。
カンティーナとはワインセラーのこと。
つまり、カンティネッタは小さなワインセラーのこと。
ワインラックタイプのほんとに小さなものから、
ため息がでる冷蔵庫タイプの本格的なものまで、
そもそも、人はなぜカンティネッタが欲しくなるのか。
イタリアソムリエ協会長のジュゼッペ・ヴァッカリーニ氏は、カンティネッタとは、安売りで大量買いしたワインや特別な機会や客のために買い集めたワインを保存して、美味しく飲むためのもの、と回答しています。
なるほど、おっしゃる通り。
ちなみにカンティーナと言えるのはこんな感じ。
↓
もしレストランにこんなカンティーナがあったら見学したくもなります。
でも、気温を10~15℃に保って、車などの振動もなく、湿度も低い場所なんて、猛暑と大雨で苦しんでいる日本では無理。
2~3段の棚じゃ、下が白で一番上が熟成赤ワインなんてことも言ってられない。
取りあえず最低限の条件は、ワインを横向きに並べられてコルクが乾かない程度に首が下がる木製の棚。
DIYのワインラック
お手製でカッコいいワインラックを作ったら、目立つところに置いておきたくなるのは、ごもっとも。
でも、カンティネッタは、暗くて静かな場所に置かないとね。
納戸とか。
ところで、立派な棚や冷蔵庫があっても、問題は、そこに並んでいるワイン。
特に、コレンションするにはどんなワインがふさわしいか、イタリアソムリエ協会長さんが作ったリストが、あります。
これは来月の「総合解説」に載せますので、お楽しみに。
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“カンティネッタ”の記事の日本語訳は「総合解説」12/13年1月号に載っています。
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