さて、今日はレモンの話です。
アマルフィの八百屋さん。
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イタリアのレモンと聞いて思い浮かぶのは、アマルフィ産、それともシチリア産?
世界的に知名度が高いコスタ・ダマルフィのレモンは、段々畑で栽培されています。
収穫は大変。
イタリア最大のレモンの産地はシチリア。
イタリアで、というかヨーロッパで、最初にレモンが栽培されたのはシチリアとスペインでした。
おそらくアラブ人が支配していた時代に伝わったのでしょう。
カンパーニアはかつてはシチリア王国の一部でした。
栽培の記録は11世紀、輸出の記録は14世紀から残っています。
アマルフィのレモンは船乗りたちの壊血病予防のために広まりました。
アマルフィは海洋共和国として栄え、そのレモンは北ヨーロッパを中心に交易品として世界中に運ばれました。
アマルフィのレモンの外見の特徴は、ぽってりとした下膨れのその形。
紡錘形という意味のスフザートというのが通称です。
シチリアのレモンの代表的産地はシラクーザ。
シラクーザで栽培されている品種はイタリアでもっとも一般的なレモンで、栽培面積はアマルフィの10倍以上。
シラクーザレモンの管理組合が作ったPV。
日本語版のPVもありました。
シラクーザレモンのソルベット。
盛り方が素敵。
広大な畑で栽培されているんですね。
それにしてもシラクーザレモンの管理組合は資金が豊富なのか、バンバンPVを作ってます。
アメリカとイギリスを中心に輸出量が増えて、今やヨーロッパ最大のレモンの産地となっているそうです。
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“アマルフィのレモン”の記事の日本語訳は「総合解説」13/14年1月号に載っています。
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