今日はワインの話。
イタリアで一番たくさん栽培されているブドウ品種はなんだと思いますか?
簡単ですかね。
そう、サンショヴェーゼです。
で、2番目は、トレッビアーノ。
trebbiano
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ただし、トレッビアーノはトレッビアーノ・トスカーノ、トレッビアーノ・ロマニョーロ、トレッビアーノ・アブルッツェーゼなど、様々な種類がありますが、それらを全部まとめた時の結果です。
イタリアで一番多く栽培されているのはトレッビアーノ・トスカーノ。
このトレッビアーノ、軽くてニュートラルというイメージですが、フランスではユニ・ブランと呼ばれてコニャックのベースになるなど、世界的な栽培量もかなり多い品種だったんですねー。
ugni blanc
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しかも、なんでもヴェルディッキオは、トレッビアーノの一種、トレッビアーノ・ディ・ソアヴェだということが、最近の遺伝子分析でわかったんだそうで。
verdicchio
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このトレッビアーノ・ディ・ソアヴェは、ロンバルディアではルガーナという白ワインになっています。
さらにもちろん、ヴェネトのワイン、ソアヴェにもブレンドされています。
そうそう、キアンティにもトレッビアーノは入っているし、ヴィン・サントにも使われてました。
平凡なぶどうというイメージだったけれど、あまりにも多才で真の姿がつかめないくらいです。
ヴェルディッキオやソアヴェなど、トレッビアーノのワインを集めて正体を明かさずに試飲してみるのも面白そう。
ヘネシーのユニ・ブランの畑。
こんなトレッビアーノ、最も歴史の古い品種の一つ(トレッビアーノ・ロマニョーロ)と言われていますが、名前の語源は、一説には、ピアチェンツァのトレッビア渓谷。
ヴァル・トレッビア
ところで、『ラ・クチーナ・イタリアーナ』誌で、「一番誌的で甘いトレッビアーノの姿」、なんていう素敵な言葉で紹介されているワイン、ヴィンサント・ブッチャネラですが、作り手のwebページはこちら。
マルヴァジーアとトレッビアーノです。
ここまで言われると、飲んでみたいですね~。
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“トレッビアーノ”の記事の日本語訳は、「総合解説」2012年9月号に載っています。
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