今日はワインの話。
モスカート・ディ・スカンツォDOCG。
ロンバルディアのベルガモ県、スカンツォロッシャーテのコムーネで作られているワインです。
パッシートの赤ワイン。
イタリアで最小のDOCGというのがセールスポイントの一つ。
2012年の時点では、19軒の造り手が500ml入りのボトルで年間6万本製造しているという、希少ワイン。
しかも、管理組合の会長自らが、ニッチ市場向けのすきま産業のワインだと語っています。
イタリアでも直接作り手か管理組合に行かないと手に入らないというワイン。
さすがに日本で売っている人はいないかなあ。
ワインの詳細は「総合解説」2012年5月号をご覧いただくとして、記事にもある通り、このワインは、イタリア郵便局の記念切手、「メイド・イン・イタリー」のDOCGワインシリーズ(こんな切手)では、ロンバルデイァに5つあるDOCGワインの中から、ロンバルディア代表として選ばれて、0.70ユーロの切手になっています。
こちらは同シリーズのヴェルディッキオDOCG。
ボルツァーノのアウトクトーナという土着品種のワイン大会(FB)の甘口ワイン部門で2012年に優勝したモスカート・ディ・スカンツォの造り手はマグリ・セレーノ。
カンティーナのwebページはこちら。
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このワインの特徴は、その産地。
急こう配の薄い土壌で、その下は硬い石灰岩。
つまり、ぶどうの出来には造り手の努力が反映される。
収穫は9月から10月にかけてだから、今頃?
房がまばらにつくので手作業なんだって。
モスカート・ディ・スカンツォの畑がよくわかる動画。
生産量は少ないし、イタリアでも知名度は低いのに、もっと有名になりたいという大きな野望を持つ管理組合長のカンテイーナは、イル・チプレッソ。
webページはこちら。
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“モスカート・ディ・スカンツォ”の記事の日本語訳は「総合解説」2012年5月号に載っています。
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