2014年8月14日木曜日

サンブーカ


それでは、イタリア便り「サンブーコ」編の続きをどうぞ。
 
 
 
ところで先日、友人宅でBBQをおよばれした時のこと。

お腹いっぱい食べた後のカフェタイムに、『私のカフェにはサンブーカ(sambuca)入れてー』ってリクエストした友人がいました。

サンブーカ!!

カフェに数滴垂らしたり、オサレ~にコーヒー豆を浮かべたりして飲む食後酒サンブーカ、これってサンブーコと何か関係あり?

 (オサレ~な写真をネットから拝借)


 

イタリア語には男性名詞と女性名詞があり、例えば、オレンジの実はaranciaで女性名詞ですが、オレンジの木は男性名詞でarancio。
オリーブの実はolivaですが、木はolivo となるんです。
店頭に並んでいるサンブーカの原材料を見てみましたが、アニスのアロマ、または大ざっぱにナチュラルなアロマという表示のみで、サンブーコの文字はなし。
サンブーカはアニス酒に似たリキュールで、起源をたどればエトルリア時代までさかのぼるとか。
19世紀の終わり頃、ラツィオ州のチヴィタヴェッキアという町で商業化に成功したそうで、ラツィオ州産のお酒として知られています。
サンブーコのお花エキスが含まれているという説もありますが、よく見かける大手メーカーMolinari社のHPでは、うちのサンブーカはサンブーコとは全く関係ないよってきっぱり断言。
こういうのってコカコーラみたいに材料は極秘なことが多いだろうから・・・うーん、謎です。
で、よく考えたら私、アニスは苦手で、何度か飲んだことのあるサンブーカ、あまり好きじゃなかったんでした。
次回BBQのおもたせは、サンブーカとサンブーコのシロップにして、食前酒はHugoにしてもらおうかなー。





segnalibroさんのイタリア便りはここまでです。
いつもGrazie!
日本人は、サンブーコという植物には全く馴染みがありませんが、サンブーカというリキュールなら、イタリア料理にかかわる人ならよく知ってますよね。
それに、赤毛のアン(だったかなあ)とか、欧米の民話には、ニワトコという言葉は度々登場するので、見たこともない不思議な植物を想像していた子供の頃の感覚とリンクして、この名前に懐かしい響きを感じる人もいるのでは。

それにしても
サンブーカはにわとこのリキュールだと、何の疑いもなく思ってましたよ。
ところが、ベースはアニスだったんですねー。
ペルノーの仲間だったんですね。
これにサンブーコの花の香りを加えたのが、サンブーカ。
ちなみに、サンブーコには“ビアンカ”と“ニグラ”の2種類があります。
後者はコーヒーやチョコレート風味。
“モスカ”と呼ばれるコーヒーの粒を入れたグラスにサンブーカを注いで飲むのはビアンコ(透明)。




コーヒー豆は3粒入れるんですね。


モリナーリのCMで涼しくなってください。




おまけの動画。
暑い季節はカンパリが美味しい。
キューバとイタリアの融合。
カンパリ・モヒートの作り方。
 ↓


いやー、カクテルが飲みたくなる。


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