前回は、ラーメンに影響を受けたアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノを作るローマの有名レストランのイタリア人シェフを紹介しましたが、アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノは奥が深い!
まだまだありますよ~。
新しいアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ。
今度は、イタリアの唐辛子の女王で、イタリア最大の唐辛子生産者で、別名ミス・チリ・ペッパーことリタ・サルヴァドーリさんの農場、ペペリータの話。
リタさんは、ワインで有名なトスカーナのボルゲリの近くに農場を所有し、200品種、29,000本の唐辛子を有機栽培しています。
ペペリータの製品
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唐辛子製品ならなんでもあるペペリータのwebページこちら。
意外なことに、イタリアの唐辛子産業の核はトスカーナにあったんですねー。
唐辛子を200種類なんて、そんなに栽培してどうするんでしょう。
唐辛子好きにはきっとパラダイスなんでしょうねー。
私なんか、未だに一番辛いのはハバネロだと思ってましたが、もう違うんですねー。
ナーガ・モリッチですって。
知ってました?
ハバネロの4倍の超激辛のナーガ・モリッチ
取扱い注意だって。
なんか怖い。
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Naga Morich / wstryder
ペペリータでは、オステリアも経営しています。
店では、どんなアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノをだしているのでしょうか。
なんと、農園で栽培した6種類の生唐辛子を使い分けて、唐辛子の品種別に作っているんだそうです。
唐辛子の品種が違う6種類のアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ。
誰かがやってそうですね。
もうやってますか?
店のメニューを調べてみたのですが(こちら)、なんと、
Tripolitina con aglio, olio e peperoncino Naga Morich
と言うのがありました。
アーリオ・オーリオ・ナーガ・モリッチですよ。
こちらの唐辛子好きのフォーラムに、ナーガ・モリッチをわざわざ栽培して初めて食した人のコメントがありました。
もう二度と食べたくないだって。
どんな苦しみを味わったか細かくレポートされてますが、苦しみは20分続いたそうです。
娘がアーリオ・オーリオ・ナーガ・モリッチを作った時は一目散に逃げ出したんだって。
こんなメニューもありました。
Caponata di tofu con peperoncino Scotch Bonnet
豆腐のカポナータ、スコッチボンネット唐辛子入り、だって。
豆腐のカポナータは美味しそうなのに、スコッチボンネット唐辛子ってなんですか?
この店のメニューは全部こんな調子で罰ゲームみたいです。
なんなんでしょうねえ、辛いもの好きのドSっぷりは。
ただし、店では、生のナーガ・モリッチをそのまま使うことはないようです。
パスタも小麦粉の麺じゃありません。
くれぐれもそのまま使わないように。
でも、もし誰か作ったらどんな味だったか教えてちょ。
リチェッタは、次号の「総合解説」に載せましたので、もう少しお待ちください。
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関連雑誌『ア・ターヴォラ』2012年3月号、“ペペリータの唐辛子”のリチェッタは「総合解説2012年3月号」に載っています。
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