今日は狩猟肉の話。
『ラ・クチーナ・イタリアーナ』の記事の解説です。
その記事は、野うさぎのソースのパッパルデッレの話でした。
ヨーロッパ野うさぎ
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野うさぎのソースのパッパルデッレ。
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トスカーナの代表的な料理の一つです。
でも実は、野うさぎ料理のリチェッタなんて、日本で知りたがる人いるんだろうか・・・、と、少々懐疑的になっていました。
野うさぎに限らず、狩猟肉料理って、日本のイタリアンでは、どれくらいの浸透度なんでしょうか。
フランス料理の世界では、ジビエという言葉が広く受け入れられていることを考えても、欠かせない食材という気がするのですが、イタリアンはなあ。
でも、記事によると、トスカーナ料理は狩猟肉が大きな役割を占めるとのことなので、トスカーナ料理をやる人は、狩猟肉のことも知っておかなくちゃねー。
ところが、こんなことを考えていたら、偶然にも、野うさぎを狩りでしとめるシーンから始まる日本のコミックに遭遇。
ビックリです。
なんと、マンション住まいの漫画家さんが、鴨や猪を自らの手で獲って、さばいて、食べている暮らしを描いたリアル猟師漫画があるじゃあないですか。
前に紹介したリアル農民エッセイ(百姓貴族)といい、日本のマンガ家さん、恐るべし・・・。
岡本健太郎著、『山賊ダイアリー』
講談社の雑誌『イブニング』で連載中。
実写版山賊ダイアリー
マンガもこんな感じ。
料理して食べるところまで、すごく面白くて、本当に日本でもこんな人たちがいるんだと、がぜん野うさぎ料理の翻訳もやる気が出てきましたよー。
都会に住んでると、野生動物どころか飼育されている牛や豚さえ見る機会がなく、肉という食材に対して、感覚がかなりマヒして鈍感になりますよねー。
とは言っても、私自身は、銃で動物を撃つのは絶対無理なので、パックされた商品を買うしかないのですが、猟師さんも、畜産農家さんも、ひたすら尊敬します。
イタリアの伝統的な野うさぎ猟。
スケールが違う。
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撃つのも無理だし解体するのも無理。
ほんと情けない。
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関連誌;『ラ・クチーナ・イタリアーナ』2011年10月号、野うさぎソースのパッパルデッレの解説は、「総合解説」2011年10月号に載っています。
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リエーブルはマルカッサンのようなものである。
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