復活祭の話、その4。
『ラ・クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』の解説です。
復活祭の主役、卵と子羊。
そのうんちくが分かったところで、今度はどんな料理があるのか見てみましょうか。
まずは卵。
なんと言っても、町のあちこちで売られている大きなチョコレートの卵ですよね。
視線の先にはマンマがいるのか?
「マンマ・ミーア」とか言ってたりして。
photo by muscolinos
そしてこれも一般的なのが、復活祭の朝食のゆで卵。
ゆで卵、サラミ、サルシッチャ、ピッツァ・アル・フォルマッジョ(チーズブレッド)の盛り合わせ。
こちらのお宅では、この後、「子羊のコトレッタ(フリット)のアーティチョークとアスコリ風オリーブ添え」、「子羊のオーブン焼きとインサラータ」、「ストラッチャテッラとアマレットのセミフレッドのカッサータ」を食べるんだそうです。
photo by Flaviakappa
子供用には殻に色をつけたゆで卵
教会ではゆで卵に祝福を与えます。
教会の祭壇にはあちこちの家のゆで卵が・・・。
ジェノヴァのトルタ・パスクアリーナは、ゆで卵入りのほうれん草とリコッタのパイ。
伝統的なリチェッタではキリストの歳の数だけパイを重ねる、とも言いますが、こちらはお手軽版。
殻付きゆで卵をのせて焼くトルタ・サラータのイースターブレッドは、イタリア各地にあります。
この動画はカンパーニアのカザティエッロ。
『ラ・クチーナ・イタリアーナ』にリチェッタが載っている「スカルチェッレ」は、ゆで卵をのせたプーリアのお菓子。
きょうのおまけ。
卵の中身は・・・。
次回は子羊料理です。
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関連誌;『サーレ・エ・ペペ』、『ラ・クチーナ・イタリアーナ』2007年4月号
「復活祭の料理」(SP)と「パスクアのドルチェ」(CI)のリチェッタは、「総合解説」'07&'08年4月号に載っています。
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