新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いしま~す♪
2009年ですねえ。
皆様、どんな新年を迎えたのでしょうか。
せめて新年ぐらいはおめでたく行きたいなあ、ということで、今年最初のお題は、「縁起の良い食べ物」。
今から9年前の『ア・ターヴォラ』1月号に、「幸運を運ぶ食材を使った新年の料理」という記事がありました。
それによると、イタリア人が縁起が良い食べ物、と信じているのは、
■ウナギ;喉の守護神、アンジェローナのシンボル。毎年冬至の日にはアンジェローナの祭りが行われる。
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ということは、インフルエンザ予防にはウナギを食べといた方がいいかも?
イタリアではクリスマスイブの夜にウナギを食べる習慣がありますが、これは、ウナギをサタンのヘビの象徴とみなしているからなんだとか。
カピトーネことオオウナギ, photo by Angelo Ferrillo
■オレンジ;色や形が太陽を連想させる。太陽は命をもたらし、あらゆる分野の成功の象徴とみなされる。
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シチリア風のオレンジのインサラータなんかイメージにピッタリですね。
ブラッドオレンジと赤玉ねぎのインサラータ
■スパイス入りビスコッティ;スパイスは幸運の星、木星の象徴。
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スパイスがたっぷり入ったシエナのパンフォルテも、年末年始の縁起もの。
■レンズ豆;金貨に似ている、煮ると2倍になる、などの理由で幸運のシンボルと言われる。
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年末年始にレンズ豆を食べるとお金がたまるとか。
ザンポーネの付け合わせにしたりして、イタリアの年末年始には大活躍のレンズ豆ですが、クリスマスケーキと同じで、新年を過ぎると栄光の座から下ろされてしまうんですねー。
photo by Enrica Corvino
■豚肉;豊さと多産のシンボル。
■ザクロ;富と恋愛成就の象徴。
photo bytruijllo
■りんご;組織に属さない人や文化人に幸運をもたらす。
■くるみとドライフルーツ;予期せぬ幸運のシンボル。
■パン;発酵して膨らむことから縁起が良いと信じられている。
■魚;幸運をもたらす。魚そのものにはこだわらず、魚の形が縁起が良い。
■サケ(サーモン);事業の成功のシンボル。
■トッローネ(ヌガー);卵や蜂蜜と言った材料がどれも太陽や再生のシンボルなので縁起が良い。
ジャンボトッローネ, photo by Renée S.
■卵;太陽の象徴。富と豊かさをもたらす。
おまけ
■金貨(またはおもちゃの金貨);世界共通の幸運のシンボル。
新年の夜に食卓の東側に積み上げておく。
この他に、ぶどうも新年に幸福を運んでくる食べ物と信じられているとか。
イタリアのクリスマスシーズンは、1月6日の御公現の祝日(エピファニア)で終了。
この前夜には、ベファーナと呼ばれる魔女のような姿をした老婆が、良い子たちが暖炉に吊るした靴下にお菓子を詰めていく、イタリア版サンタクロースのようなイベントがあって、ちびっこたちは大喜びの日。
ベファーナの靴下, photo by Marco Trevisan
あっ、ベファーナが来たよ!, photo by muscolinos
いっぱい入ってたね, photo by muscolinos
今年一年が、皆様にとって良い年になりますように♪
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