2008年5月30日金曜日

トリノの老舗カフェ

昨日に続いて、トリノの話。
今日はカフェ。

『ヴィエ・デル・グスト』のクレアパッソ今月配本号 『ヴィエ・デル・グスト』2007年5月号 の記事、「トリノのカフェ」では、お勧めのトリノの老舗カフェ、トレンディーなバール、チョッコラテリーア、パスティッチェリーアを紹介していますが、その中から、老舗カフェ部門に選ばれた店の写真をどうぞ。


★チョコレートが有名なバラッティ・エ・ミラノ Baratti & Milano(Piazza Castello 29)
バラッティさんとミラノさんが創業。
ポスト・リバティースタイルの素晴らしい内装。
マホガニーと鏡で覆われた壁、大理石の床、etc.。


Baratti & Milano
photo by Salvatore Costa


Baratti & Milano
photo by Pietro Izzo


Il Paradiso secondo
photo by Alessandro


Peeking in
photo by Martin Crockett



カフェ・フィオーリオ caffè fiorio (Via Po 8)
www.fioriocaffegelateria.com

政治家や実業家の常連が多い店だったので、イタリア統一直後の時代は、「マキャベリ主義者(権謀術数を用いる人たち)のカフェ」とも呼ばれた店。
行列ができるジェラテリーアとしても有名。


Fiorio
photo by Emiliano


Gelato Fiorio
photo by Dave Chiu


Caffè Fiorio
photo by Martin Crockett



カフェ・サン・カルロ Caffè San Carlo(Piazza San Carlo 156)
www.caffesancarlo.it

ヨーロッパで最初に照明にガス灯を使った店。
作家のデュマが生まれて初めてビチェリンを飲んだ店。

店内

ゴージャス

店の前のテーブルに座るやたら絵になる人
常連さんか?



★ヌーヴ・カヴァル・ド・ブロン Neuv Caval'd Brons(Piazza San Carlo 155)
www.cavallodibronzo.it

1948年にビアホールとしてオープン。
イングリッド・バーグマンやエヴァ・ガードナー、フランク・シナトラも常連だった。

店のスタッフ

店のウインドー


サン・カルロ広場はカフェの激戦地。
これが広場のシンボルの騎馬像、カヴァル・ド・ブロン。
馬に乗っているのは、エマヌエーレ・フィリベルトという16世紀の人物。


Piazza S.Carlo / Statua di Emanuele Filiberto - Torino - 03.11.07 - 01
photo by Alessandro



★カフェ・ムラッサーノ Caffè Mulassano(Piazza Castello 15)
www.caffemulassano.com

リバティースタイルのゴージャスで小さな店。
トリノで最初にトーストを作った店というのが自慢。
サンドイッチが名物。


Cafe Mulassano
photo by Sachin .


inside Cafe Mulassano
photo by Sachin .



★カフェ・プラッティ Caffè Pulatti(Corso Vittorio Emanuele II 72)
www.platti.it

1875年創業。
スペチャリタは、コアントロー入りチョッコラータ・カルダ、マロッキーノ(コーヒーにココアパウダー、泡立てたミルク、ココアパウダーの順で重ねたトリノ名物)、ビチェリンなど。
きのう紹介したチョコパスの提携店(プラリネ)。

Torino 19 / Caffè Platti
photo by Nicola


歴史のある大都市は、カフェが充実してますね。


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関連誌;『ヴィエ・デル・グスト』2007年5月号(クレアパッソで販売中)
“トリノのカフェ”は「総合解説」P.29に載っています。


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