毎年2月頃の記事に必ず登場するのが
フリット・ミスト。
今月配本のラ・クチーナ・イタリアーナP.84のフリット・ミストの記事は、こんな言葉で始まっていました。
「イタリア人は揚げ物のグランデ・マエストロ!」
そして一応、「アジア人もですが」、と付け加えているところが意外と謙虚。
フリット・ミストと言えば、ピエモンテ風。
↓
http://it.wikipedia.org/wiki/Immagine:Italy-Italia_Italian_Food_Fritto_misto_alla_piemontese_PxT.JPG
鶏のとさかや子牛の脳みそ、果てはアマレットまで揚げてしまうイタリアのフリット・ミストは、壮観ですよねえ。
こんなブログを見つけました。
ミラノ在住の女性が、ピエモンテ西部のピネローロという町で行われたいとこの結婚式に出席した時のこと。
披露宴でフリット・ミストが出されたそうです。
「フリット・ミストはピエモンテではスペチャリタのようだけど、ミラノ人にとっては奇妙な食べ物なんです。
これがその写真。」
↓
http://curiosandoincucina.blogspot.com/2007/06/viva-gli-sposi.html
「具を説明しますね。
写真で指さしているものからスタートして時計回りに、
1.カエル
2.チョコレートクリーム入りビニェ
3.りんごのフリッター
4.バーチ・ディ・ダーマ
5.セモリーノ
6.鶏胸肉
7.子羊のコストレッタ
8.なす
9.魚
10.アマレット(中央)
写真に写っていないもの
1.あんずジャム入りパヴェシーニ
2.パイナップル
3.あんず
4.ズッキーニ
5.小魚
変な組み合わせだなあとは思ったけど、一応少し食べました。
セモリーノ以外はなかなかおいしかったです。
普通は塩味のものを先に出して、その後に甘いものを出すそうなんだけど、今回のような大きな宴会ではそうもいかないんだって...」
同じイタリア人から見ても、ピエモンテのフリット・ミストはちょっと変わった食べ物に思えるようですねえ。
ちなみに、ミラノ風フリット・ミストの主な材料は、脳みそ、レバー、胸腺、肺。
こちらはローマ風フリット。
ブロッコリーやカルチョーフィはローマの品種ですね。
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関連誌;ラ・クチーナ・イタリアーナ今月配本号(2006年2月号)
フリット・ミストのリチェッタは総合解説に載っています。
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