2018年7月30日月曜日

スーパータスカンとヴェルディッキオ

今日は久々にワインの話題。
ここ最近の「総合解説」のワインの記事は、1978年世界ソムリエコンクール優勝で、イタリアソムリエ協会長、ジュゼッペ・ヴァッカリーニ氏監修の『クチーナ・イタリアーナ』の記事を訳しています。

ヴァッカリーニ氏はこんな人。
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毎月、テーマにそった短い記事があり、日常のワイン、定番のワイン、特別なワインを数種類ずつ選ぶという構成です。
今月のテーマは、ワインの適正価格について。
卸価格が安いワインほど、レストランでの販売価格は割高になる、ということをぶっちゃけています。

今月の特別なワインは、トスカーナに生まれたからにはワインを造ってみたかったと語るフェラガモ家の3男が造るスーパー・タスカンのプリーマ・ピエトラと、
こんなワイン。
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あれ、創業者のサルヴァトーレ・フェラガモ氏はカンパーニア生まれなんだ。
15歳でアメリカに渡り、帰国後にフィレンツェで靴屋を開業して大成功を収めて、今は同族経営のファッションブランドとして多角経営をしていたんですね。
3男はカンパーニアよりトスカーナの血のほうが濃かったようです。

プリーマ・ピエトラのぶどう畑
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壮大で美しい。
わかりにくいけれど、海の比較的近くです。

もう1本は、ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージの優秀な造り手の1つ、サルタレッリのバルチャーナ。
バルチャーナの動画は見つからなかったので、カンティーナの紹介動画です。
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この記事には、イタリアでの販売価格が明記されています。
プリーマ・ピエトラが驚くほど高額なのに対して、このヴェルディッキオは、気が抜けるほどお手頃価格です。

ワインの適正価格について、考えさせる記事だなあ。


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“ワインの適正価格”の記事の日本語訳は、「総合解説」2016年3月号に載っています。
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1 件のコメント:

Packers and Movers Noida さんのコメント...
このコメントはブログの管理者によって削除されました。

バッカラはノルウェーとイタリアを結ぶ干物貿易の主役で、この航路は1450年作成の世界地図にも記載されるほど重要でした。

(CIR12月号)によると、ヴィチェンツァでは、この料理はCが1つなんだそうです。普通はバッカラはbaccalàでも、ヴィツェンツァでは、Cがひとつのバカラ。んなばかな、と思ったけど、地元のこの料理の専門家たちは、C一つで呼んでました。会の名前の刺繍もC一つ。リチェッタはP.11...