2018年7月27日金曜日

ギリシャ神話の街、シラクーザ

今月の“グルメガイド”はシラクーザ。
シチリアの東側にある町で、紀元前8世紀に創られたギリシャの植民都市。

それでは、記事のビジュアルガイド、スタートです。

まず、市民に“岩礁”と呼ばれるオルティージャとは、こんなところ。



美しいところですねー。

古代シラクーザのシンボル、アレトゥーサの泉があります。
ギリシャ神話の神、アルフェオスから逃れるために、アレトゥーザのニンフが川になってここに湧き出た、つまり何世紀も前からニンフが住んでいると伝えられている池です。



オルティージャの先端には、プーリアの世界遺産、カステル・デル・モンテを建てたことでも知られるシチリア王のフェデリコ2世が建てたマニアーチェ城があります。



ちなみにカステル・デル・モンテはこんな城
ミステリアスな城として、世界中の人々を魅了する不思議な城です。

フェデリコ2世は、神聖ローマ皇帝でもありました。
城の建設以外にも様々な功績があって、偉大な君主として知られています。
プーリアを旅する時は、彼の偉業を常に目にしますが、シチリアにもあったのですねー。
シラクーザ、いい街に違いない。

シラクーザの市場。






フェデリコ2世つながりのせいか、プーリアのような空気を感じる街です。
シラクーザを訪れたらプーリアに北上して、アンドリアで絶品のブッラータを食べて、郊外のカステル・デル・モンテ城を訪れることをおすすめします。



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“グルメ旅~シラクーザ”の日本語訳は「総合解説」2016年3月号に載っています。
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