2017年6月26日月曜日

ラザーニェ・アッラ・ボロニェーゼ


今日はラグー(ミートソース)のベストパートナーのもう一つの方、ラザーニャの話。
正確にはラザーニェ・アッラ・ボロニェーゼ lasagne alla bolognese。

ラザーニャはイタリア各地で作られている料理で、イタリア料理を代表するご馳走の家庭料理。
ボローニャのラザーニャはラグー・ボロニェーゼ入りで麺は小麦粉、卵、ほうれん草入りの緑色。

ボローニャのパスタの永遠のライバル、ナポリのラザーニャは小さなミートボール入りのラグー・ナポレターノをかけ、プレーンの白い麺。
カーニバルの時期に食べます。

ラザーニェ・ナポレターネ
 ↓


ラザーニェ・アッラ・ボロニェーゼ
 ↓



個人的にはたくましい女性がパスタを打つ姿が大好き。
完璧なラザーニャには、長さ1m、直径5㎝で完璧にカーブしている桜の木の麺棒が必要。




生地をこねる時は脈拍のようにリズミカルに力強く。

エミリア地方にラザーニャが広まったのはルネサンスの時代で、この料理に欠かせないトマトソースが誕生したのは19世紀のナポリ。

『サーレ・エ・ペペ』誌がラザーニャが美味しいとお勧めするボローニャのお店の1つの動画をどうぞ。
trattoria meloncello。
 ↓



毎日通わないと名物パスタは食べきれない。
行く予定もないのに胃袋が心配。



-------------------------------------------------------

“ラザーニェ・アッラ・ボロニェーゼ”の記事の日本語訳は、「総合解説」2015年2月号に載っています。
[creapasso.comへ戻る]
=====================================

0 件のコメント:

よもぎはドイツ語ではベアムート。かっこよくてお餅につける名前じゃないよね。トリノでパティシエが白ワインとよもぎから作りだしたのがベルモット。

今日のお題は、メイド・イン・イタリーの食材です。(CIR2022年1月号P.37の記事) その食材は、ベルモット。ピエモンテ州トリノで誕生したフレーバード・ワインです。 白ワインにスパイスとハーブを加えて香りをつけたもの。 ところで、ベルモットはドイツ語の“ヨモギWermut”が...