2017年4月10日月曜日

モデナ

今日は今月の「総合解説」から、グルメガイド。
今回はモデナです。
モデナっていうと、どんなイメージでしょうか。
有名なのはバルサミコ酢とフェラーリ。

『サーレ・エ・ペペ』によると、モデナは、
パダナ平野の最上の料理がある、エミリア地方の美食家の理想郷なんだそうですよ。

ところで、先月のグルメガイドはマントヴァでした。
マントヴァとモデナの共通項は、エステ家。
エステ家は14世紀からイタリア統一までモデナを統治した一族。
一方マントヴァを統治したのはゴンザーガ家ですが、有名なエステ家のイザベラ・デステはゴンザーガ家のフランチェスコ2世の奥方で、夫亡き後、息子の後見人としてマントヴァを統治しました。

マントヴァとモデナは南北に並んでご近所にあるので、両方訪れてみたいですね。



世界遺産は大聖堂、モデナの象徴の塔、ギルランディーナ、そしてグランデ広場。



グランデ広場の“ボニッシマ”の像。
またはマティルデ・ディ・カノッサや、モンナ・ボーナの像とも言われています。

La Bonissima Modena (10)


モデナはネット上に動画が溢れている街です。
情報収集しやすそうなので、食べ歩きの旅にもいいかも。



次回はショップガイドです。


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“グルメガイド~モデナ”の記事の日本語訳は、「総合解説」13/14年12月号に載っています。
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1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

モデナ。小さくていい街ですね。料理の勉強を始めた頃、バルサミコ酢を知りたくて出かけ、バルサミコ酢製造大手であったFini 直営レストランへ行ってみました。カメリエーレに料理を学んでいると言ったらすべてのお皿をバルサミコ酢尽くしにして出してくれて最後は厨房に案内されシェフに紹介してくれました。いい思い出です。8年前にイタリア人の同級生とOsteria Francescanaへ行きましたが、人気のお店だけあって日本人のコックさんも居てそれは繊細でちょっとずつのNuova風。友人は感激していましたが私はどのお皿も手が込んでいるのはわかりましたがあまり印象に残りませんでした。italiamama

バッカラはノルウェーとイタリアを結ぶ干物貿易の主役で、この航路は1450年作成の世界地図にも記載されるほど重要でした。

(CIR12月号)によると、ヴィチェンツァでは、この料理はCが1つなんだそうです。普通はバッカラはbaccalàでも、ヴィツェンツァでは、Cがひとつのバカラ。んなばかな、と思ったけど、地元のこの料理の専門家たちは、C一つで呼んでました。会の名前の刺繍もC一つ。リチェッタはP.11...