2015年7月9日木曜日

アンティカ・マチェッレリーア・チェッキーニ

今日は肉の話。
じゃなくて肉屋さんの話。
「総合解説」の“ロースト”の記事は、イタリアの有名な肉屋さんが提供したリチェッタです。

最初のフィレンェ風ロースビーフは、“フィオレンティーナの魔術師と呼ばれている人、ダリオ・チェッキーニさんのリチェッタです。
彼のweb ページはこちら
代々続く肉屋の家系で、彼は8代目。
この貫禄で、まだ38歳。→ププ、やっちゃいました。
キャリア38年でした。
失礼しました。
 ↓



自らを肉屋で料理人と呼び、ほとばしる情熱を秘めた頑固職人。

彼の店はポンザノ・イン・キアンティのアンティカ・マチェッレリーア・ケッキーノ。
扱っている肉はブランドにはこだわらず、スペインの信頼できる業者から仕入ているそうです。
オッフィーチナ・デッラ・ビステッカなど3軒のレストランもやっています。


下の動画ではイタリアでナンバーワンの肉屋と紹介しています。



豚を解体(グロ注意)しながら肉屋の哲学を語るダリオ。
長いですが、言ってることはとても興味深いです。
英語の通訳付き。
 ↓



確か彼がこのブログに登場するのは2度目です。
イタリアの肉料理の話をするときには欠かせない人なんですね。

彼のフィレンツェ風ローストビーフの特徴は、プロフーモ・ディ・キアンティという地元のミックスハーブをオリジナルで作り、それを加えたオリーブオイルを焼き上がった肉にかけるということ。


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“ロースト”のリチェッタは「総合解説」2012年12月号に載っています。

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4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ダリオさん、やっぱり変わった人です。私がお店とレストランを訪ねた時は、狂牛病が流行っていた時で,ダリオさん、外に牛の看板を出し、赤いバラを備えて牛のお葬式と称していました。お店の牛肉は餌も農家も確かなので狂牛病はどこ吹く風、遠くからお客さんが牛肉を求めに来ていました。勿論レストランでいただいたお肉は最高でした。
Italiamama

prezzemolo さんのコメント...

Itliamamaさん
フィオレンティーナのお葬式のパフォーマンスは有名だったみたいですね。
フィレンツェて偶然入ったレストランのフィオレンティーナが、私の生涯で一番美味しい牛肉でした。
有名店で激マズのフィオレンティーナも食べたことがあるので、どこで食べても美味しいわけではないみたいですね。
今度はチェッキーニで食べたい。


匿名 さんのコメント...

えっっ!あの風格で38歳はあり得ないです!本当だったら只者ではありません!

恐らく1955年生まれで、今年で還暦ですよ!笑

prezzemolo さんのコメント...

おっしゃる通り。
間違えましたー。
どうみたて38しじゃないですよね。
早とちりしました。
ご指摘、ありがとうございます。

マリア・ルイジアの小さな街、パルマのバターとグラナの娘、アノリーニ。本物は牛と去勢鶏のブロードでゆでます。

昨日の最後にサラっと登場したアノリーニですが、このパスタ、(CIR12月号P.5)にもリチェッタが載っていました。クルルジョネスの次の料理です。花の形の可愛い詰め物入りパスタ、なんていうのがこのパスタの印象ですが、イタリア人は、こんな風に思ってるんですね。 「マリア・ルイジアの小...