2015年4月9日木曜日

地方料理のリゾット

問題です。
イタリア地方料理の代表的なリゾットを3つ挙げなさい。

ヒントは「総合解説」2012年10月号の記事“米の産地のリゾット”の中にあります。

一般的な答えは、下の写真の料理。

Saffron Risotto Milanese Style

2014-09-01 Osteria La Cantinella in Barolo (2)

18-08-13 Risi e bisi


上から、ミラノ風サフランのリゾット、ピエモンテのバローロのリゾット、ヴェネチアのリジ・エ・ビジ。

どれも、現地で食べたいですねー。
特に、4月25日のサン・マルコの日にヴェネチにいたら、リジ・エ・ビジを絶対に食べないと。


イタリアの米作農家の姿を強烈に世界に印象付けたのは、1949制作の映画、『にがい米』。

この映画の舞台は、ポー河流域の米作地帯で、モンディーネと呼ばれる、水田で田植えの出稼ぎの季節労働をする女性たちの世界。
現地でロケを行っています。
とにかくシルヴァーナ・マンガノをはじめとする出演者がと~っても色っぽくて、強烈。
でも、これだけ女が集まったら、ドロドロの世界になるに決まってる~。



やっぱりこっちが現実的、だけどどうしようもなく華がない。




もちろん他にもさまざまなご当地リゾットがあります。
有名なところだと、
ヴェルチェッリ(ピエモンテ)のパニッサ。

Panissa


マントヴァのアッラ・ピロータ。

Risotto alla pilota


ヴェローナのイゾラーナ。

Gabriele_Ferron_Risotto all'Isolana


なんだかどれも色味や外見が似てますが、それは、豆とサルシッチャ入りという共通点のせい。

米を使った料理は、リゾットやミネストラ、スフォルマート、トルタなど、様々ありますが、最近のトレンドは、夏向きのライスサラダといった冷製料理に寿司だそうです。


-------------------------------------------------------

“米の産地のリゾット”の記事とリチッタの日本語訳は「総合解説」2012年10月号に載っています。

[creapasso.comへ戻る]

=====================================

0 件のコメント:

バッカラはノルウェーとイタリアを結ぶ干物貿易の主役で、この航路は1450年作成の世界地図にも記載されるほど重要でした。

(CIR12月号)によると、ヴィチェンツァでは、この料理はCが1つなんだそうです。普通はバッカラはbaccalàでも、ヴィツェンツァでは、Cがひとつのバカラ。んなばかな、と思ったけど、地元のこの料理の専門家たちは、C一つで呼んでました。会の名前の刺繍もC一つ。リチェッタはP.11...