問題です。
イタリア地方料理の代表的なリゾットを3つ挙げなさい。
ヒントは「総合解説」2012年10月号の記事“米の産地のリゾット”の中にあります。
一般的な答えは、下の写真の料理。
上から、ミラノ風サフランのリゾット、ピエモンテのバローロのリゾット、ヴェネチアのリジ・エ・ビジ。
どれも、現地で食べたいですねー。
特に、4月25日のサン・マルコの日にヴェネチにいたら、リジ・エ・ビジを絶対に食べないと。
イタリアの米作農家の姿を強烈に世界に印象付けたのは、1949制作の映画、『にがい米』。
この映画の舞台は、ポー河流域の米作地帯で、モンディーネと呼ばれる、水田で田植えの出稼ぎの季節労働をする女性たちの世界。
現地でロケを行っています。
とにかくシルヴァーナ・マンガノをはじめとする出演者がと~っても色っぽくて、強烈。
でも、これだけ女が集まったら、ドロドロの世界になるに決まってる~。
やっぱりこっちが現実的、だけどどうしようもなく華がない。
もちろん他にもさまざまなご当地リゾットがあります。
有名なところだと、
ヴェルチェッリ(ピエモンテ)のパニッサ。
マントヴァのアッラ・ピロータ。
ヴェローナのイゾラーナ。
なんだかどれも色味や外見が似てますが、それは、豆とサルシッチャ入りという共通点のせい。
米を使った料理は、リゾットやミネストラ、スフォルマート、トルタなど、様々ありますが、最近のトレンドは、夏向きのライスサラダといった冷製料理に寿司だそうです。
-------------------------------------------------------
“米の産地のリゾット”の記事とリチッタの日本語訳は「総合解説」2012年10月号に載っています。
[creapasso.comへ戻る]
=====================================
登録:
コメントの投稿 (Atom)
バッカラはノルウェーとイタリアを結ぶ干物貿易の主役で、この航路は1450年作成の世界地図にも記載されるほど重要でした。
(CIR12月号)によると、ヴィチェンツァでは、この料理はCが1つなんだそうです。普通はバッカラはbaccalàでも、ヴィツェンツァでは、Cがひとつのバカラ。んなばかな、と思ったけど、地元のこの料理の専門家たちは、C一つで呼んでました。会の名前の刺繍もC一つ。リチェッタはP.11...
-
グラナ・パダーノの話、その2です。 イタリアで流通しているハードチーズの50%近くを占めるグラナ・パダーノ(AC Nielsen調べ)。 2008年の生産量は、435万5347個でした。 平均的な販売価格は11.05ユーロ/㎏。 イタリアの硬質チーズの平均価格は12.70ユーロな...
-
(CIR)2月号の“ゆでないパスタ”というのは、たっぷりの沸騰した熱湯にパスタを入れて常に沸騰させながらゆでる、といういわゆる伝統的と呼ばれる昔ながらの方法でパスタをゆでない方法です。 プロの技を駆使しながらゆでないでパスタを加熱する方法を取り上げたのがこの記事です。 その一つが...
-
今日のお題はプリーモピアット。今月の「 総合解説 」P.5の料理です。 スパゲッティなんですが、料理名がやたらカッコイイ。 “アサシンのスパゲッティspaghetti all'asssassina”だって。 初めて聞きました。 聞いたこともない料理だったのに、逆にnetに...
0 件のコメント:
コメントを投稿