2014年3月20日木曜日

シェフの料理教室

今日は、シェフの料理教室の話。
『ガンベロ・ロッソ』によると、有名シェフの料理教室がブームなんだそうです。
シェフたちのテレビの露出が増えたのと、それに刺激を受けて食の知識を求める一般の人たちが増えたのが直接の原因のよう。

ただし、料理教室と言っても、お店でちゃちゃっとやるのではなく、自然に囲まれた郊外の畑付きの美しい田舎屋で、テラスでバーベキューしたり、スイートルーム付きだったりと、すごーいおもてなしぶりなんですよ。

もう、立派な多角経営の一環ですね。

多角経営の田舎のレストランと言えば、ホテル、農園と、昔から頑張っているのがドン・アルフォンソ。
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もちろん料理教室もあります。
自家製野菜、魚、肉、パスタ、ドルチェなどのテーマで、1人で参加の場合1レッスン290ユーロ!
円安の今だと約4万円。
信じられない値段ですねー。
先生はスーシェフだそうです。


バーベキューの教室があるのはアットマンのイグレス・コレッリシェフ。
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レストランじゃないけど、外国人向けに、1週間イタリア料理にどっぷりつかるコースとか、あります。
ローマの国際的なイタリア料理学校アルマ(webページはこちら)の外国人向けコースは、マーケティングの天才、ジョルジョ・ルンガロッティと提携。
ルンガロッティはワイン・リゾート・アンド・スパもやってます。
教室はウンブリアのトルジャーノ。
観光や外食の時間、ビジネス向けコースもあります。
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外国人向けのイタリアン・エクスペリエンスのコースの詳細はこちら
ウエルカムディナーまである1週間のコースで一人1990ユーロ!

おそらく今、最も注目されているのは、2014年のミシュランで、8件目の3つ星レストランになった店のシェフがやっている料理教室。
次回はその話。



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関連雑誌;『ガンベロ・ロッソ』2012年2月号、“シェフたちの料理教室”の記事の解説は、「総合解説」2012年2月号に載っています。

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6 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

Alma の料理学校、懐かしいです!私が通っていたイタリアの食科学大学院(Parma近郊)の校舎は半分がAlmaの料理学校が使っていました。ナポレオンの2番目の奥さんのマリア・テレーザが夏の宮殿用にしていた瀟洒なお城。私たちの昼食は毎日Almaの生徒が作った料理をカフェテリア方式で食べ放題でした。(今は夢のよう・・・)経営者のマルケージも何度か見かけました。もっとも私達が最後のイタリア語クラスで、このコロルノの大学院は2年後、ピエモンテのBraに統合されてしまいました。Italiamama

Unknown さんのコメント...

昔、雑誌「Cucina Itakiana」が主宰するイタリア料理教室、「IPCA」がミラノにあり、ミシュランの星をとったシェフたちの料理講習に参加したことがありました。中でもアンティカ・オステリア・デル・ポンテのサンティン親子の講習会は日本円で3万円(リラの時代です)ほど。こんな高額の講習会にはたしてイタリア人が来るのかと思っていたら、料理が趣味のおじさんやら、ドイツ、スイスなどでイタリアレストランを経営しているシェフが飛行機でやってきて満席。材料も豪華でレストランの味わいが楽しめ、決して高くないと思いました。italiamama

匿名 さんのコメント...

ナポレオンの2番目の妻の名前はマリア・ルイーザですた。間違えてごめんなさい。
Italiamama

prezzemolo さんのコメント...

秋元さま
Almaにもご縁がありましたか。
そういえば、マルケージ氏が校長でしたね。
この人も超やり手ですよねー。
そうか、確かにドイツやスイスのお金持ちはイタリアの高級店の大得意客ですもんねー。
地元の庶民相手じゃないんですねー。
納得です。
それにしても、秋元さんはイタリア中、行ってってないところないですねー。
5月にジェノヴァに行くんですが、お勧めの場所ないですかね。

匿名 さんのコメント...

ジェノヴァですか。バジリコはちょっと早いか?昔(いつも話が古くてスミマセン。何しろかかわりだしたのが’91年なので)6月にペストを食べに出かけ、日本にもよく来た有名シェフのお店(名前忘れました)に行きましたが、その前に立ち寄った名もないトラットリアのじゃがいもとインゲンのトレネッティの方が記憶に残っています。しばらく行っていないのでお役に立てずごめんなさい。ジェノヴァにはイタリアでは珍しい水族館があるそうで、ここは行かれず残念だったな~
Italiamama

prezzemolo さんのコメント...

秋元さま
さっそくのお返事、ありがとうございます。
ペストの有名店はいくつか情報があるんですが(ジェノヴァはペストの観光情報が意外と充実しているので選ぶのに迷います)やっぱりオステリア系のほうが美味しい気がしてます。
あとファリナータ、コルゼッティ、オリーブオイル、ワインあたりですかねえ。
もし何か思い出したら、よろしくお願いします。


バッカラはノルウェーとイタリアを結ぶ干物貿易の主役で、この航路は1450年作成の世界地図にも記載されるほど重要でした。

(CIR12月号)によると、ヴィチェンツァでは、この料理はCが1つなんだそうです。普通はバッカラはbaccalàでも、ヴィツェンツァでは、Cがひとつのバカラ。んなばかな、と思ったけど、地元のこの料理の専門家たちは、C一つで呼んでました。会の名前の刺繍もC一つ。リチェッタはP.11...