2012年11月8日木曜日

ピッツァ・ビアンカ・ロマーナ

サン・ダニエーレの生ハム管理組合が選んだ各州の生ハムに合うパン。
ラツィオのパンの中から選ばれたのは、ピッツァ・ビアンカ・ロマーナPizza bianca romana。

写真と記事はこちら

記事の内容は、
「ピッツェリーアで売っている普通のピッツァ・ビアンカとは違って、パン屋で焼かれるものです。
生地は小麦粉、水、塩、モルト、イースト、オリーブオイルで、とても柔らかくて弾力があり、一般に楕円形に成形します。
ピッツァ・ビアンカは、古いパン屋で、薪を使うかまどの温度を一定に保つために考え出されました。
型を使わない直焼きのもので、すぐに焼けて正確で経済的なシンプルなパンが必要だったのです。
戦後の高度成長期は、ローマも景気が良くなってオフィスがたくさんできました。
するとピッツァ・ビアンカは、手軽に食べれるストリートフードやスナックとして広まっていきました。
ピッツァ・ビアンカのリチェッタはパン屋ごとに違いましたが、甘口のハムやサラミの具が人気で、
中でも生ハムといちじくは大流行し、やがてローマの定番料理にまでなったのです」

へー、なあるほど。
かまどの温度を調節するためのパンだったのかあ。
それじゃあ、定番のレシピなんてないですね。

ピッツァ・ビアンカ(白いピッツァ)とは、トマトソースを塗る赤いピッツァ・ロッサに対して、トマトソースを塗らないからこう呼ばれるのだろうということは想像つきますよね。
でも、塗らないのではなく、塗る必要がないパンだったんですね。
しかも、プレーンな味で薄いから、具を挟んで食べるほうに進化したんですね。
ローマの人には相変わらずの人気のようです。

生ハムといちじくのピッツァ・ビアンカ
そうか、完熟いちじくをパンに“塗る”んですね!
しかも最初から重ねて焼くのかあ。
超美味しそう。
 ↓





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2 件のコメント:

くるり さんのコメント...

うわー、これほんとにうまそうですな。
いちじくそのまま塗り込むって、荒技ですがよく思いつきましたね。塩分と甘い物って相性がよくて、生ハムに柿とかもいいですよね。まあピッツァ・ビアンカに柿は食感面とか問題ありそうだけど(笑)、ゆずのマーマレードなんかを塗って生ハムとかいいかも。


prezzemolo さんのコメント...

くるりさん
これを見た後、しばらくいちじくと生ハムのパニーノがマイブームに。
でも、結局はパンが重要だっつー結論に落ち着きました。
ゆずのマーマレードも美味しそうだなあ。

バッカラはノルウェーとイタリアを結ぶ干物貿易の主役で、この航路は1450年作成の世界地図にも記載されるほど重要でした。

(CIR12月号)によると、ヴィチェンツァでは、この料理はCが1つなんだそうです。普通はバッカラはbaccalàでも、ヴィツェンツァでは、Cがひとつのバカラ。んなばかな、と思ったけど、地元のこの料理の専門家たちは、C一つで呼んでました。会の名前の刺繍もC一つ。リチェッタはP.11...