2012年11月15日木曜日

ピアディーナ

生ハムに合いそうなパンということで、今日は、ピアディーナの話。
『サーレ・エ・ペペ』の記事の解説です。

ロマーニャ地方の名物ですが、サン・ダニエーレ管理組合では、ピアディーナではなく、フェッラレーゼを選んでいますねえ。
発酵させない生地なので、パンの分類に入れなかったのかも。

My piadina sounds good.....


ピアディーナは、元々は、テーリアtegliaやテストtestoと呼ばれるテラコッタの平らな皿で焼きました。

イタリアでは、テラコッタの鍋を使う煮込み料理はたくさんありますが、テラコッタでパンを焼くって、どういうことなんでしょう。

こういうことでした。
 ↓



趣がありますねえ。
こんなのでピアディーナを焼いたら、中世のイタリアの農民にでもなった気分ですよー。
現在では、もっと扱いやすい鋳鉄のフライパンで焼きます。
 ↓




テーリアで栗も焼けます


モンテティッフィのテラコッタ
 ↓




テラコッタは、日本の暮らしになじみがありそうでないですね。
やはり地中海のもの。

うーん、ピアディーナのことを調べたかったんですが、テラコッタが気になりだしました。
予定変更です。
次回は、テラコッタについて。



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“ピアディーネとクレッショーニ”の記事は、総合解説2011年6月号に載っています。

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2 件のコメント:

畠山 さんのコメント...

これ、土鍋でもできそうですね。

prezzemolo さんのコメント...

畠山さん

確かに・・・。

質問、去勢鶏のチョウザメ風て、どんな料理でしょう。想像するとちょっと面白いけど、チョウザメもキャビアも一切入りません。

今日は、ブリュットの意味をトラウマ級に教えてくれたスプマンテ、トレント。クラッシコ・ブリュットに合う料理の話です。リチェッタの日本語訳は(CIR2022年1月号P.35)です。 トレント・クラッシコには、“トレント・クラッシコ・ミッレジマ―ト”と、“トレント・クラッシコ・リゼルバ...