2010年8月9日月曜日

パスタサラダ

今日はショートパスタの話。
『サーレ・エ・ペペ』の記事の解説です。


パスタサラダが美味しい季節ですねえ。
サラダに使われている定番パスタと言えば、マッケローニ、コンキリエ、ペンネ、フジッリ、ファルファッレあたりでしょうか。



3色フジッリのパスタサラダ, photo by jacqueline-w


日本ではパスタをマヨネーズで和えたり、オイルとビネガーで調味することが多いですが、イタリアではそういうパスタサラダは少数派。
しっかり主張する具を使い、調味のベースはオリーブオイルと塩。
パスタサラダというより、十分にプリーモ・ピアット一品のボリュームなので、サラダパスタと呼ぶ方が適当かもしれません。



地中海風パスタサラダの動画。
具はツナ、一口サイズのモッツァレッラ、チェリートマト、黒オリーブ、バジリコ。
調味はオリーブオイル、ツナの油、塩、こしょう。
パスタはファルファッレが4人分で320g。
材料を混ぜたら30分ほどなじませます。








ショートパスタには様々なバリエーションがありますが、『サーレ・エ・ペペ』の記事ではちょっと変わった形のパスタを使ったパスタサラダを紹介しています。


まず、“ディスキ・ヴォランティ”。
「空飛ぶ円盤」。

こんな形



“カステッラーネ”。
中世の宮廷で、たっぷりドレープのついたスカートをはいた女性たちが、歩くときにスカートを左腕に巻きつけていた様子のことなんだそうです。
バリラが製品化しています。

こんな形



エピとトマトのカステッラーネ, photo by Jeff Belmonte



次は“ヌーヴォレ”。
「雲」です。

こんな形
確かに、つかみどころがない・・・・。



そして“フィオッキ・ダモーレ”。
「蝶結び」。
パスタ・グラノーロの製品。
グラノーロのhpはこちら

こんな形




おまけの動画。
パスタサラダとはなんの関係もありませんが、バリラの古いCM。
なんだこの壮大なスケールは!







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関連誌;『サーレ・エ・ペペ』2008年7月号
「パスタサラダ」のリチェッタは「総合解説」'07&'08年7月号に載っています。

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9 件のコメント:

くるり さんのコメント...

このエビとトマトのカステッラーネ、なんだかとってもおいしそう。サラダではないけど。今日はパスタサラダを作ってみようかなぁ。

pepe犬 さんのコメント...

お久しぶりです~、プレッツェーモロさん~!
いつもブログは見せていただいていますが、久しぶりのコメントでドキドキです。(笑)
パスタサラダはお弁当によく作るのですが、いつもワンパターンなので是非参考にさせていただきます!
それにしても、最後のCMの動画、壮大すぎます~。いや~、いいCMだぁ!

prezzemolo さんのコメント...

くるりさん
私もパスタサラダのレシピを訳してたら無性に食べたくなって、スーパーでショートパスタを物色しちゃいましたよ~。
でも結局は作るのが面倒なので、マカロニサラダを買ういつものパターンでした(汗)

prezzemolo さんのコメント...

pepe犬さん
いや~お久しぶりです!
コメ、超うれしいですよ~。
お弁当に入ってるパスタサラダも美味しいですよねえ。
このCM、かなり強烈ですよね。
息子がイケメンすぎるし、正座してスパゲッティ食べてるし、突っ込みどころ満載~。

畠山 さんのコメント...

パスタはいつもバリラを使っているのですがこんなCMがあったとは・・たぶん日本人と結婚した息子を訪ねるという設定なんでしょうけど何の説明もなく見ると脈絡なさすぎっ!!

prezzemolo さんのコメント...

畠山さん
バリラのCMはやたら壮大なんですよ。
他に、ずぶぬれの子猫編とか、アジアからもらわれてきた少女編とかあるんです。
ここまでベタだと、逆に面白いです。
見る人をうるっとさせてスパゲッティを売ろうという感性、イタリア人じゃないと分からないですねえ。

vittorio さんのコメント...

アメリケーヌ・スーゴディカルネ・ブッフブルギニオン・トマトのカンディート… 仕込みがいっぱいで家には帰れません(笑)

その変わり見れなかった記事が拝見できて良かったです。

バリラのCM、イタリア風に日本を見たと言う感じでいいですね、五重塔が出て来たり、フランスのテレビで日本の話題のニュースになると必ずBGMに坂本龍一さんの戦場のクリスマスの曲がかかります。フランスではこの曲イコール日本ですね、イタリアではテレビがなかったから分からかったです、あったらもしかしたらバリラのCM見ていたかも知れません。

日本人が作ったイタリアのCMも、イタリア人にチェックが入れられそうです(笑)、

フランスにいた時、友人に頼まれてフランス映画の日本人観光客役のエキストラをやったことがありました、オカッパ頭で半ズボン、長めの靴下、丸い眼鏡をかけて、首からカメラをぶら下げて、凄くダサイです(笑)
ADの人に「こんなんじゃないよ」と言ったら、監督がイメージした日本人だそうです。
その監督辺りかまわず怒鳴ってました(笑)

prezzemolo さんのコメント...

vittorioさん
フランス映画のエキストラですか!
超面白そう~。
外国人が描く典型的な日本人像を見ると、日本人はこんなじゃない!と思うのですが、実際、外国で日本人を見ると、自分を含めて、その通りだなあと思うことがよくあります。

vittorio さんのコメント...

同感です、prezzemoloさん、外国生活ながかったんですね。

バッカラはノルウェーとイタリアを結ぶ干物貿易の主役で、この航路は1450年作成の世界地図にも記載されるほど重要でした。

(CIR12月号)によると、ヴィチェンツァでは、この料理はCが1つなんだそうです。普通はバッカラはbaccalàでも、ヴィツェンツァでは、Cがひとつのバカラ。んなばかな、と思ったけど、地元のこの料理の専門家たちは、C一つで呼んでました。会の名前の刺繍もC一つ。リチェッタはP.11...