2010年7月6日火曜日

アサリのパスタ、ベスト10

今日はガンベロ・ロッソのベスト10シリーズから、アサリのパスタが美味しい店の話です。



アサリのリングイーネ, photo by digitalnoise



アサリのパスタ部門で栄えある1位に選ばれたのは、トスカーナのビッボーナBibbonaという町にあるレストラン、ラ・ピネータLa Pineta。
リヴォルノから40kmほど南に行ったところにあります。
ミシュランでは1つ星。
トスカーナの有名レストランの1つです。


下の動画はシェフのルチアーノ・ザッゼリ氏。
実家はレストラン兼漁師で、シェフは3代目。
シェフ自身も漁師の経験があるそうです。
披露している料理は2種類のエビのインサラータ。
アンチョビーソース、燻製塩、マルツオーロ種の白トリュフをかけています。







それにしても、アサリのパスタのナンバー1がトスカーナの店というのはちょっと意外ですねえ。
この店のアサリのスパゲッティは、マンテカーレする時に生のまま開けたアサリも加えているのだそうです。
スパゲッティは、グラニャーノの“ジェラルド・ディ・ノーラGerardo di Nola”。

2位に選ばれたウリアッシUliassi(アンコーナ県セニガッリア)でも、アサリのスパゲッティにはジェラルド・ディ・ノーラを使っています。

ウリアッシのhpはこちら

ジェラルド・ディ・ノーラのhpはこちら


ベスト10の店のうち何軒かは、パスタのブランドが紹介されています。

4位のカンピエッロCampiello(hp)はマンチーニのスパゲッティ。

5位のベッカチェーチBeccaceci(hp)はヴェッリーニのスパゲッティ・アッラ・キタッラ。

7位のダル・コルサーロ(hp)のスパゲッティは手打ち。

8位のヴィッラ・マルゲリータ(hp)はラティーニのスパゲッティ。

9位のオステリーア・サーラOsteria Sara(アンコーナ県シローロ)はマンチーニのスパゲッティ。



マンチーニのhp
ヴェッリーニのhp
ラティーニのhp





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関連誌;『ガンベロ・ロッソ』2008年6月号
“アサリのパスタ、ベスト10”の記事の解説は「総合解説」07&08年6月号に載っています。

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4 件のコメント:

くるり さんのコメント...

ウリアッシなぁ。行ってみたいけど高そう……。今年はユーロ安だからチャンスか!? でもマルケ周辺に結構あるんですね、他にも。うーみゅ。悩む>まだ行き先が決まっていない。

prezzemolo さんのコメント...

くるりさん
ウリアッシのアサリのパスタ、なんと25ユーロでっせ!
庶民の行く店じゃおまへんなあ。
金の話だとなぜか関西弁に(笑)
ちなみにラ・ピネータは16ユーロ。
プチセレブ向き?
ベスト10で一番安いのはオステリーア・サーラの9ユーロ。

vittorio さんのコメント...

アサリは私も大好物です、貝類全体がすきな 2398;で貝専門店でも思ったくらいです(笑)。

個人的にはリングイーネがすきなんです、

貝類はダシが結構でますので、ウチの魚のソースのベースになっています


マンテカーレの時に口を開けた生のアサリを入れる…、素晴らしいです、余熱でアサリに火を通すから身もふっくら美味しくいただけますよね。

フランスにいたときアサリは結構高価だった記憶があります。

またヨーロッパに行きたいです(笑)

prezzemolo さんのコメント...

Vittorioさん
イタリアの貝のパスタは、貝がたっぷり入っていて美味しいですよねえ。
貝自体も美味しいけど、貝のパスタはやっぱり出汁ですよね。
旨みをたっぷりからめた腰のある麺!
あー食べたい~。
私もまたヨーロッパ行きたいです。

バッカラはノルウェーとイタリアを結ぶ干物貿易の主役で、この航路は1450年作成の世界地図にも記載されるほど重要でした。

(CIR12月号)によると、ヴィチェンツァでは、この料理はCが1つなんだそうです。普通はバッカラはbaccalàでも、ヴィツェンツァでは、Cがひとつのバカラ。んなばかな、と思ったけど、地元のこの料理の専門家たちは、C一つで呼んでました。会の名前の刺繍もC一つ。リチェッタはP.11...