2009年10月8日木曜日

ローマのカルボナーラ、ベスト10

今日は、以前に何度か紹介した「ローマのカルボナーラ、ベスト10」の話。

このランキングはガンベロ・ロッソが発表したものなんですが、その詳細が、ちょうど今、クレアパッソで配本中の号に載っています。

それによると、ローマのカルボナーラが美味しい店、ベスト10は、こうなっています。
どれも人気の有名店で、ローマでレストラン選びに迷った時の参考にもなりそうです。
解説文の中に“ジャンナットーニ氏”という名前が出てきますが、この人はローマについて多数の著書があるジャーナリストで、ローマの伝統料理を集めた有名な料理書も書いています。


■1位 ロッショーリ Roscioli
via dei Giubbonari 21, tel/066.875.287(hpはこちら

卵からこしょうに至るまで上質の素材を使用。13ユーロ。

以前にも紹介しましたが、ロッショーリのシェフが語るカルボナーラの動画



近くにパンや総菜を売る店も出していて、こちらも大人気, photo by Pabo76


■2位 ラルカンジェロ L'Arcangelo
via G. G. Belli 59, tel/063.210.992

正統派で完璧なカルボナーラ。グアンチャーレが最高。14ユーロ。


■3位 アル・プレジデンテ Al presidente(hp
via in Arcione 95, tel/066.797.342

ゆで汁を加えてするマンテカーレが絶妙で、パスタの歯ごたえとソースの濃さが完璧。


■4位 グラッポロ・ドーロ Grappolo d'Oro
piazza della Cancelleria 80, tel/066.897.080(hp

パスティフィーチョ・セターロのスパゲッティとノルチャの美味しいグアンチャーレの幸せなマリアージュ。7.50ユーロ。


■5位 フェリーチェ Felice
via Mastro giorgio 29, tel/065.746.800

ショートパスタとクリーミーな卵のソースの本物のローマの伝統のカルボナーラ。8ユーロ。


■6位 ソーラ・レッラ Sora Lella
via di Ponte Quattro Capi 16, tel/066.861.601(hp

軽いのにコクのあるカルボナーラは店の人気の定番料理。16ユーロ。


■7位 クイント・クアルト Quinto Quarto
via della Farnesina 13, tel/063.338.768(hp

フィリッポ・サンタレッリ版カルボナーラは、パスタはリガトーニでグアンチャーレはカリッと炒める。オリーブオイルは使わない。
8ユーロ。


■8位 オスタリーア・ロマーナ Hostaria Romana
via del Boccaccio 1(angolo via Rasella), tel/064.745.284

客の前でボールに入れたパスタをマンテカーレする、ジャンナットーニ氏が本物と認めるスタイル。食材に余計なものは加えないが味は折り紙つき。9ユーロ。


■9位 ラ・カルボナーラ La Carbonara
piazza Campo de' Fiori 23, tel/066.864.783(hp

ジャンナットーニ氏によると、“現代版”カルボナーラを作った最初の店。ペンネを使用し、食材の分量も完璧なバランス。11ユーロ。

ラ・カルボナーラのペンネのカルボナーラ


■10位 ダ・ダニーロ Da Danilo
via Petrarca 13, tel/0677.200.111(hp

クラシックバージョンの他に、夏はズッキーニ入りのオリジナルカルボナーラも出す。スパゲッティのマンテカーレ具合が完璧。8ユーロ。




-------------------------------------------------------

[creapasso.comへ戻る]

=====================================

6 件のコメント:

くるり さんのコメント...

実は今年Roscioliに行ったのですが、結局食べませんでした。相変わらずイタリアでカルボナーラ未食のままナリ(^^;;

prezzemolo さんのコメント...

くるりさん
Roscioli、行ったんですか。
いいなあ~。
カルボナーラに1個1ユーロの卵を使っていると知って以来、食べてみたいと思っている今日この頃です。
それにしても、くるりさんはなぜそこまでイタリアのカルボナーラに縁がないんでしょうねえ。不思議~。

Vittorio さんのコメント...

私はローマで何をしていたんだろう(笑)
こんな素晴らしいお店達があるのに、

オーナーが用意してくれた食事で済ませていました、外出は出来たはずなのに…
私はイタリアでカルボナーラを初めて食べた時の感動を未だに覚えています、

それからイタリアで色々なお店に行く度に必ずカルボナーラをオーダーいてしました、

私的には、グアンチャーレ・卵黄多めの玉子・ペコリーノベースの混合フォルマージョ、そして生クリームではなくゆで汁でのばすのが好みだと気づきました。

串焼きでカシラを食べた時、コレもカルボナーラに脂がないぶん今風に向いているのではと思ったりもしました、

フィレンツェのTボーンステーキありがとうございました、正直言ってド忘れてました(笑)、必ず食べたいと思います、

実はヨーロッパから帰ってきて、私のお店をオープンする前にも友人のパティシエと2週間フランスとイタリアにお店の買い付けとグルメの旅行に行ったんです。

イタリアからは安かったのでツアーに合流しました、ツアーの食事はつけないで、自分達でお店を決めて行ってました。

ミラノまでは良かったんです、フィレンツェに行った時、友人が添乗員さんにいろいろ言ってしまうものですから「いろいろとイタリアのお話をきかせてください、中華でも食べながら」と(笑)・・・さすが何回もお断りしたのですが結局・・青島飲んでました(笑)、他のツアーの方には内緒だったみたいです、

たしかフィレンツェってフィレンツェナンバーの車しか通れなかったのでしたっけ?

ローマは3日間あってホテルのバーでカメリエーレと仲良くなって、たしかロッショーリを教えてもらって最後の日に行く予定でした、

しばらくしたら、他のツアー方々バーに来て「明日が最後です、添乗員さんには今までお世話になったので皆でお礼をしたいのです、サプライズで添乗員さんが好きな中華で・・・私たち言葉ができないのであなたが予約できませんか?」って・・・(大笑) 

断れる状況ではありませんでした(笑)

ローマー最後の夜、紹興酒でした(笑)。
ヴィーノ・ロッソが飲みたかった~(笑)

今回も大変勉強になりました、ありがとうございました、特にロッショーリさんの厨房の動画、広くて羨ましい思う反面、物の配置とか凄く勉強になります、私もイタリアでこういう厨房で働いていたんだなぁ~って思い出しました。

prezzemolo さんのコメント...

Vittorioさん
なんだかイタリア中で中華料理屋さんに行ってるみたいですね(笑)
添乗員さんも、料理のプロを招待するのに中華とは、もったいないことしたなあ。ワイン飲みながらなら、いろいろ話が聞けただろうになあ。
でも、紹興酒もいいですね。

ロッショーリの厨房、見る人が見る色々分かるもんですねえ。
私、なーんにも気が付きませんでしよー。

匿名 さんのコメント...

ロッショーリに行ってきました。カルボナーラは本当にしょっぱすぎて食べられなかった。
期待が大きかった分、残念でした。もしかして塩加減、間違えたのかな。
もう一回いったらおいしいのがたべられるのかな・・・。

prezzemolo さんのコメント...

コメントありがとうございます。
トホホなカルボナーラ体験になってしまいましたね。
ひょっとしたらペコリーノが多めだったのかも。
ローマのパスタは日本でも一般的だけど、食べなれてる味とは全然違いますよね。
その大きな原因の一つがペコリーノじゃないかなと考えています。
イタリアのイタリア料理に詳しい人たちも、みんな一度は通ってる道です。
もう一度カルボナーラを食べに行けるとは羨ましい。
もし行ったら、どうだったか、ぜひ教えてくださいね。

バッカラはノルウェーとイタリアを結ぶ干物貿易の主役で、この航路は1450年作成の世界地図にも記載されるほど重要でした。

(CIR12月号)によると、ヴィチェンツァでは、この料理はCが1つなんだそうです。普通はバッカラはbaccalàでも、ヴィツェンツァでは、Cがひとつのバカラ。んなばかな、と思ったけど、地元のこの料理の専門家たちは、C一つで呼んでました。会の名前の刺繍もC一つ。リチェッタはP.11...