イタリア料理ほんやく三昧: ブラーノ島

2008年8月13日水曜日

ブラーノ島

今日はブラーノ島の話。
『V&S』の記事の解説です。

『V&S』で連載されているレストランガイド、今月紹介しているのは「ヴェネチア潟料理の店」。
ヴェネチア周辺の、ブラーノ、ムラーノ、キオッジャ近辺で、潟の料理を出す店を紹介しています。



ヴェネチアの潟
潟の中央に見える島がヴェネチア。


右上がブラーノ島
左下のマークはヴェネチアのサン・マルコ広場


ブラーノ島は、住民約3,000人。
レース編みが有名ですよね。
ヴェネチアと同じように人の手によって作られた島で、隣の島と橋でつながっています。


Burano
photo by Marco


Burano
photo by Dave Watts


Cleaning Day
photo by Jason Zinn


the tide is high
photo by Mike Slichenmyer



島の家はとてもカラフル。
なぜいろいろな色に塗られているかと言うと、漁から帰った時に、深い霧の中でもこの色で家を見分けられるように、というのが定番の説。
昔は家の色を変えるには許可が必要でしたが、今は許可は必要ないとか。


この島、広場は1つ。
教会も1つ。
漁業と農業で細々と暮らしていた島は、レース編みという特産品で、外国にまで知られるようになりました。
島のレース編みには、こんな伝説があります。
結婚を控えた若者が、東の海に漁に出た時、セイレンたちに遭遇しました。
セイレンは彼を海に引き込もうと歌で誘惑します。
ところが彼は負けませんでした。
彼の一途さに心打たれたセイレンの女王は、彼に贈り物をすることにしました。
セイレンが尾びれで船の側面を叩くと、海から泡が湧き上がり、それが花嫁のベールになったのです。
結婚式の日、そのベールを見た人たちは誰もがその美しさに驚嘆しました。
そして同じものを作ろうと、できるだけ細い糸と針を使って、レース編みに挑戦するようになったのです。
こうして島にレース編みの技が広まっていったのでした・・・。



こんなに繊細な技術





ヴェネチア人のガイドさんがイタリアなまりの英語で案内するブラーノ島





あー、こんな島でのんびりするのもいいなあ。
ブラーノの話、明日に続きます。



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関連誌;『V&S』2007年7月号
“ヴェネチア潟料理の店”の記事の訳は、「総合解説」'06&'07年7月号、P.31に載っています。


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