2008年4月9日水曜日

ランゲ地方が世界遺産に立候補

2008年2月、ピエモンテのワインの里が、ユネスコの世界遺産に立候補しました。
ランゲ、ロエーロ、モンフェッラート、アスティの「ピエモンテ特有のワイン産地の景観」を、世界遺産として残したい、という考え。
ピエモンテ州およびクーネオ、アスティ、アレッサンドリア県のプロジェクトです。



Castello Gancia
アスティ県のガンチャ城 KaliFire (Maroc)



Sfumature
ランゲ地方 Elio



Prendi l'arte e mettila da parte...
バローロ村の礼拝堂 Andrea Demagistris

これはバローロ地区のブルナーテの丘に建つ礼拝堂。
1914年に建てられた小さな教会を、土地を所有するワインメーカー、チェレット(hp)がモダンアートのモニュメントに改装したもの。
デザインしたのはイギリス人とアメリカ人のアーティスト。

チェレットはランゲ地方を文化の発信地にしたい、という構想を抱いていて、バローロ地区にこんなアートも作っています。

地元は盛り上がっているようですが、さて、結果はどうなるか。


ちなみに、ピエモンテにはすでに2つの世界遺産があります。


サヴォイア王家の王宮群

Stupinigi Palazzina di Caccia - 06.03.2006
ストゥピニージ狩猟宮殿  Alessandro


サクリ・モンティ

Sanctuary of Oropa - 1 - 26.01.2006
オローパのサクロ・モンテ Alessandro




-------------------------------------------------------

関連誌;『ヴィアッジ&サポーリ』2007年3月号
「ランゲ地方~世界遺産登録を目指すワインの里」の記事は「総合解説」P.38に載っています。

[creapasso.comへ戻る]

==============================================

0 件のコメント:

よもぎはドイツ語ではベアムート。かっこよくてお餅につける名前じゃないよね。トリノでパティシエが白ワインとよもぎから作りだしたのがベルモット。

今日のお題は、メイド・イン・イタリーの食材です。(CIR2022年1月号P.37の記事) その食材は、ベルモット。ピエモンテ州トリノで誕生したフレーバード・ワインです。 白ワインにスパイスとハーブを加えて香りをつけたもの。 ところで、ベルモットはドイツ語の“ヨモギWermut”が...