今日はコトレッタの話。
Chicken cutlets
Originally uploaded by Marco40134
この写真は鶏肉のコトレッタですが、先月リチェッタを訳して以来、頭から離れないのはヴァッレ・ダオスタ風コトレッタ。
イタリア語ではコトレッタ・アッラ・ヴァルドスターナcotoletta alla valdostana。
今月配本の『ア・ターヴォラ』の記事です。
こちらはヴァッレ・ダオスタの特産品フォンティーナの管理組合のhpで紹介されているヴァッレ・ダオスタ風コトレッタ。
要は、コトレッタ・アッラ・ミラネーゼにハムとチーズをのせて、オープンでチーズが溶けるまで焼いた1品です。
ハムではなく生ハムをのせるリチェッタの方が一般的かもしれません。
コトレッタと言えば、もちろんミラノ風。
皿からはみ出しそうなほど大きく広げた柔らかい子牛肉と、バターの香りが香ばしい細かいパン粉の黄金色の衣。
これにルケッタとプチトマトをたっぷり添えるのが、ミラノ風コトレッタの定番の姿。
これはミラノのオステリーア・ボッロメイHosteria Borromeiのコトレッタ・アッラ・ミラネーゼ。
↓
その次に有名なのが、このヴァルドスターナでしょうか。
ボローニャ風コトレッタ、コトレッタ・アッラ・ボロニェーゼcotoletta alla bologneseというのもあります。
これは、ミラノ風コトレッタにハムと削ったパルミジャーノをのせ、ブロード少々とトマトソースをかけて火にかけてチーズを溶かしたもの。
こんな料理。
いわば、豚カツを出汁と卵で閉じるような感覚かなあ。
ご飯のないかつ丼?
コトレッタは、トッピング次第で様々なパリェーションができそうですね。
実際ミラノには、コトレッタを様々なトッピングで食べることができるコトレッタ専門店なるものがあります。
その名もコトレッテリーア。
店のhpはこちら。
店のメニューを見てみると・・・
“コトレッタ・ベーコン”は目玉焼きとベーコンのせ。
“コトレッタ・シチリアーナ”はなすのグリルとオリーブ、ケッパー。
トマトソースとモッツァレッラをのせた“マルゲリータ”なんていうのもあります。
この店のヴァッレ・ダオスタ風はフォンティーナとポルチーニのせ。
それもおいしそうだなあ。
これがこの店のプレーンのコトレッタ。
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関連誌;『ア・ターヴォラ』今月配本号/2006年3月号(2008年3月現在、クレアパッソで販売中)
ヴァッレ・ダオスタ風コトレッタの記事とリチェッタは「総合解説」に載っています。
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